現地時間11月29日に開催されたラ・リーガ第11節で、ここ5戦で1勝1分け3敗と調子の上がらないバルセロナがホームでオサスナと対戦した。

 序盤から圧倒的にボールを支配したバルサは11分、メッシがスペースに出したパスに反応したグリエーズマンがGKをかわして折り返したところをコウチーニョが狙うも、DFにぎりぎりでクリアされる。

 均衡を破ったのは29分だった。右サイドのメッシが左サイドを駆け上がったジョルディ・アルバへサイドチェンジをする得意の形から、この左SBのパスをCFで先発起用されたブライトワイトが押し込み、先制ゴールを奪う。

 さらに42分、ジョルディのクロスを敵がクリアしたボールを、グリエーズマンがエリア外から鮮やかなボレーシュートでネットを揺らし追加点を挙げる。

 2−0で折り返したホームチームは57分、グリエーズマンのボールカットからシュートカウンターを仕掛け、最後はこのフランス代表FWの折り返しをコウチーニョが詰めて3点目を挙げる。

 これで余裕ができ、61分に4枚替えをしたバルサは、72分にゴール正面からメッシが強烈なシュートを叩き込む。エースはユニホームを脱ぎ、自身の出身クラブであり、かつてマラドーナも在籍したニューウェルズの10番のシャツを披露し、4日前に亡くなった母国の英雄にゴールを捧げた。

 試合はこのままバルサが4−0で大勝を飾っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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