秋元康プロデュース 劇団4ドル50セントが、「おんなのこにやさしい」をコンセプトにした演劇ユニット「ろりえ」とコラボし、コラボ公演第 4 弾舞台「劇団4ドル50セントとろりえの年末」を上演することが決定した。


2020年1月に行われた第1弾コラボ公演「劇団4ドル50セント × 柿喰う客」公演以降、オンラインでの公演が続き、劇場での公演は実施出来ていなかったが、今回、感染防止対策を徹底した上で劇場での公演が実施される。


今作は、年末の時期に起きる女性たち4人による人間同士の愛情を描いた作品。脚本、演出を務める奥山氏は、「「年末」は恋することばかり考えていた20 代の頃に書いた物語。忘れようとするフリをしてずっと忘れられないでいる恋心を描いた作品で、もう上演することはないだろうと寂しく思いながら引き出しの奥にしまっていたのですが、劇団4ドル50セントの俳優さんとご一緒できると決まったとき、どうしても忘れられなくて、プロデューサーさんに土下座して「年末」をやらせてもらうことになりました。レモンピールのようにほろ苦く、でも年末の暖かさを感じられる作品です。」と物語の魅力を語った。


劇団4ドル50セントからは、前田悠雅、仲美海、岡田帆乃佳、安倍乙、立野沙紀の5名が出演。前田は、「奥山さんのワークショップを受けた際、初めて『 年末 』 の脚本を読ませていただき、真っ先に「やりたい」と思いました。不安な状況が増している中、舞台の幕を開ける事に色々な想いがありましたが、この物語は大切だった人を思い出すきっかけ、そして今大切にしたい人への想いを改めて確認出来る様な温かい作品です。今年最後に皆様に丁寧に届けたいと思います。」と久々の劇場公演に対しての思いを語った。


その他には、劇団ろりえの旗揚げメンバーである梅舟惟永や、実力派女優の岩井七世、元 SUPER☆GiRLS の荒井レイラの3名を客演に迎えてみかんチーム、こたつチームに別れて合計12公演を行う。


梅舟は、「再演の作品に参加することは初めてなのですが、それが8 年前に劇団員で上演した思い出深い作品でとても嬉しいです!」と再演への期待を寄せる。そして、岩井も「ろりえのポップで熱い血と、劇団 4 ドル 50 セントの皆さんのフレッシュなエナジー。イイとこどりの作品になりそうです。思い通りにならないこともあるけれど、愛ってつよいから大丈夫。『 年末 』 で年納めしましょう。」と公演への意気込みを語った。


公演は来月23日より中目黒キンケロ・シアターで上演される。