DeNAの梶谷隆幸が27日、国内FA権の行使を表明した。

 梶谷は2014年に盗塁王に輝き、同年から4年連続で100試合以上に出場しレギュラーとして活躍してきたが、故障の影響により18年と19年ともに41試合の出場にとどまった。それでも、プロ14年目の今季、一時打率リーグトップに浮上するなど、打率.323、19本塁打、53打点、14盗塁の成績を残した。

 ニッポン放送ショウアップナイター解説陣も今季の梶谷の打撃について、高く評価。

7月30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−DeNA戦』で解説を務めた大矢明彦氏は「もともとバッティングは良いものを持っている。故障さえしなければ、そこそこ働く選手。今年の場合はボール球に手を出さずに、バッターボックスのなかで我慢して良いボールを待ちますね」と話した。

 9月3日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−DeNA戦』で解説を務めた佐々木主浩氏は「梶谷が今年いいのは、しつこくなりましたよね。淡白な選手だったのですが、今年にかける気持ちが続いていますね」と分析。

 4安打で打率リーグトップの佐野恵太(DeNA)と並んだときに、井端弘和氏は「梶谷選手を見ていたら力みがない。その辺の精神状態も素晴らしいのかなと思いますね」(10月27日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人戦』)と評価していた。

 国内FA権を行使した梶谷はDeNAに残留するのか、それとも他球団に移籍するのか…。梶谷の今後の動向から目が離せない。

▼ 梶谷隆幸

今季成績:109試 率.323 本 19 点53

通算成績:895試 率.269 本119 点397

(ニッポン放送ショウアップナイター)