サントリースピリッツは12月1日から(予約は11月13日から)ウイスキー「碧 Ao」のブレンドの魅力を体感できるテイスティングキットを数量限定で発売し、ブレンドの価値・魅力を訴求する。

「碧 Ao」は19年4月に発売。14年にビーム・サントリーとなり、世界5大ウイスキー(アイリッシュ・スコッチ・ジャパニーズ・カナディアン・アメリカン)の蒸溜所を保有するに至ったことから、自社の5大ウイスキーの原酒をブレンドするというアイデアが生まれ、福與伸二チーフブレンダーが開発したという、サントリーならではの世界初の挑戦だ。

開発に当たっては、「調和」といったそれまでのブレンドの考え方に加え、「個性を重ねる」といった点も重視したアプローチをとった。

世界をつなぐ海の碧色からネーミングをとり、5大ウイスキーをモチーフにした5角形ボトルを採用している。

発売以来、認知率は順調に上がり、また同社の他ウイスキーと比べて20〜30代のユーザーが多いことも特徴だ。

継続飲用意向は70%(20年7月同社Web調査)とユーザーからの評価は高い。本山峰之ウイスキー事業部部長は評価されるポイントとして次の3点を挙げる。

一つ目は「ブレンド」だ。5大ウイスキーをブレンドしたという点や、それぞれの個性が味わえるという点だ。二つ目は「デザイン」だ。「かっこいい」「こだわりが感じられる」といった声が寄せられているという。三つ目はCMやコンセプトムービーへの評価だ。視聴後には飲用意向率が上がり、高級感などへの評価も高まるという。

12月の最盛期に向け店頭での露出強化、CMによる認知拡大を図る。

今回のキットは「碧」から1種類の原酒を除いたブレンド(190㎖)5種と「碧」(700㎖)、テイスティング用グラス6個からなる。1種ずつを除くことで、各原酒の個性を感じられるようにすることが狙い。バー業態やEC業態を戦略業態と定め、500セット限定で発売。希望小売価格は2万円(税別)。

ウイスキー「碧Ao」若年層からも支持 原酒の個性感じるキット発売 サントリーは食品新聞(食品新聞社)で公開された投稿です。