子どもが困ったときは成長のチャンス!乗り越え方を知ることが自立への一歩



お母さんは子どもの幸せを願って日々、子育てをしています。細かなことにも気が付き、子どもが困らないようにと世話をする姿は一見とても優しいお母さんに見えます。

しかし、お母さんが手をかけすぎると子どもは指示を待つばかりで、自分で考えて行動しなくなってしまうのです。

子育ての最終目標は子どもを自立させること。困ったときこそ成長のチャンスです。

子どもが自分で困難を乗り越えられるようサポートしてあげましょう。

3歳は自分で責任を取れるようになる。手助けが必要なときを見極めよう



子どもはいずれ親のもとから旅立ちます。自分の足で進んでいくことが大切なのです。

必要なのは自分で進む道を決めることと、壁を乗り越えていく力。大人が理解できないような選択や、失敗する姿が目に浮かぶような決断をするかもしれません。

しかし3歳は自立の心を育てる最適なタイミング。3歳頃からは子ども自身が決断し、自ら責任を取って解決していくことで自立していきます。

子どもが助けを求めた時に手を差し伸べれば大丈夫です。

自分で決めて行動し責任を取ることで、成長していく姿を見守りましょう



3歳のRくんが秋の肌寒い中、Tシャツ短パンで出掛けようとしていました。お母さんは風邪をひかないかと心配で上着を着るように提案しましたがRくんは断ります。

結局、無理矢理お母さんが上着を着せました。翌日も同じ気温でTシャツ短パンで出掛けるRくん。外に出て北風が吹いたときにぶるっと身震いをして寒さを実感しました。

その後、Rくんから「寒いから上着を着る」とお母さんに話したそうです。寒い季節になると着る物で調節ができると自分で考えられたのです。

子どもが自ら考え行動できるような質問が、子どもの人生を後押しする



子どもへの指示で大切なのは“子どもが自ら考え行動できる”言葉かけかということ。上着を着てほしかったら、窓を開けて子どもにも外気の低さを体感させ「今日は寒いね。寒い時はどうするんだった?」と質問します。

子どもが自分で気付いて行動できたら「できたね」「気付いたね」と伝えて自信につなげていきましょう。

自信がつくと次々に自分で出来る事が増えて、臨機応変に対応する力もついていきます。子どもが自分の人生を進むための後押しとなるでしょう。

今日の1日1成長



「どうするんだった?」と子どもが考えられる質問で自立を促そう

子どもの決断力も1成長、お母さんの受容力も1成長。

きとうめぐみ(文)わたなべみゆき(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/