王室離脱後、ロイヤルファミリーと疎遠になっていると報じられているヘンリー王子とメーガン妃。妃は今週新聞「ニューヨークタイムズ」に署名入りのエッセイを発表、7月に流産したことを告白したが、流産についてロイヤルファミリーたちにも打ち明けていたと王室関係者が雑誌『ピープル』に証言している。関係者曰く「家族も非常に深く悲しんだ」という。

またニュースサイト「デイリービースト」によると王子と妃はこのことをエッセイで世界に公表することも事前にロイヤルファミリーたちに報告していた。具体的に誰に話したのか名前は特定されていないが、関係者によるとエリザベス女王、チャールズ皇太子、ウィリアム王子には知らされていたという。しかし流産や公表に関して女王たちは沈黙を守っている。エリザベス女王の執務室は「これは非常に個人的なことなので女王はコメントを発表しないだろう」と証言、チャールズ皇太子のスポークスパーソンも「プライベートなことだからコメントはしない」と発表している。ウィリアム王子の執務室も同サイトにコメントはしないと語っている。

女王たちが沈黙を守っているのはプライベートなことについては公表しないという英国王室の慣習に沿うもの。メーガン妃の告白はその慣習を破るものとしても注目を集めている。2001年にエドワード王子の夫人であるソフィー妃が流産し声明を発表したことがあるが、それは事実がマスコミで報じられたことを受けてのものだった。エッセイでは流産の経験を語ることがタブー視されている風潮に疑問を呈したメーガン妃。今回の発言がそれを変えていく力へと繋がるのか、注目したい。