プレミアリーグ第9節のウォルバーハンプトンvsサウサンプトンが23日に行われ、1-1の引き分けに終わった。

前節終了時点で9位ウルブス(勝ち点13)が、3連勝中の4位セインツ(勝ち点16)をホームに迎えた一戦。前節レスター・シティに惜敗したウルブスは、日本代表戦でもゴールを決めたヒメネスを最前線に配置。アダマ・トラオレ、ポデンセとの3トップで試合に臨んだ。

一方、4連勝を飾り上位を追走したいセインツは、2トップにアダムスとウォルコットを据えた[4-4-2]の布陣で試合に臨んだ。

開始早々の6分にチャンスを迎えたウルブスは、ペナルティアーク手前で獲得したFKをモウティーニョが直接狙うと、壁に当たった跳ね返りをバイタルエリアで拾ったN・セメドがミドルシュート。ゴール右隅を捉えたシュートは相手GKに弾かれると、こぼれ球をデンドンケルが合わせるが、このシュートもGKマッカーシーの好守に防がれた。

ピンチを凌いだセインツは、序盤からポゼッションでウルブスを圧倒。すると15分、アームストロングのスルーパスでゴールエリア右手前まで抜け出したウォルコットが右足を振り抜いたが、シュートはGKルイ・パトリシオがキャッチした。

一進一退の展開が続く中、ウルブスは36分にボックス右横で獲得したFKからモウチーニョがクロスを供給。これをニアサイドのポデンセが頭で合わせたが、これはGKマッカーシーがワンハンドでシュートを弾き出した。

ゴールレスで迎えた後半は、セインツがファーストチャンスでスコアを動かす。58分、バイタルエリア手前でボールを拾ったジェネポがボックス内にミドルパスを供給すると、ボックス右のアダムスがダイレクトクロス。これは相手DFに阻まれるも、こぼれ球に再び反応したアダムスがボックス右深くから折り返すと、逆サイドから走り込んだウォルコットがゴールに流し込んだ。

先制されたウルブスは、70分にネヴェスを下げてペドロ・ネトを投入。すると75分、モウティーニョのパスをペナルティアーク右横で受けたヒメネスが素早いターンからシュート。これは左ポストに弾かれたが、こぼれ球をペドロ・ネトが流し込んだ。

試合を振り出しに戻したウルブスは78分にも、バイタルエリア右で獲得したFKからモウティーニョがクロスを供給すると、ニアサイドのヒメネスがヘディングシュートをゴールに叩き込んだが、わずかにオフサイドラインを越えており逆転ゴールは認められない。

結局、試合はそのまま1-1で終了。実力者同士の一戦は勝ち点1を分け合う結果となった。