中田英寿さんが活躍したことで知られるペルージャ。かつて同チームで期待されていたナイジェリア人MFクリスチャン・オボドを覚えているだろうか。当時のガウッチ会長が「NEWマケレレ」と賞賛していたセンターハーフだ。

彼は2012年にナイジェリアで誘拐され救出された過去がある。『NDTV Sports』によれば、36歳になったオボドは8年前と同じ地区で再び誘拐されたという。

デルタ州のウォーリという街を車で走行していたオボド。恋人も一緒だったものの、銃を持った2人の男が車に乗り込んできたとか。

クリスチャン・オボド

「奴らは彼女を車から追い出した。

私は祈りながら、何をすればいいかを聞くための会話をしようとした。

だが、黙っていろと言われた、少しでも音を立てれば殺すと」

銃を持った3人目の男が別の車で後ろからつけていたそう。そのまま数時間走った後、車を止めさせた2人組が3人目の男と話にいった隙にオボドは逃げることができたとか。「後ろを見て、少し楽になり、急いで立ち去った」、「怪我は全くないし、何も奪われなかった」そう。

石油産出地帯のデルタ州では犯罪集団による身代金目的の誘拐は一般的だそう。

オボドは2012年にも同じ地区で誘拐され、翌日に警察に救出された。

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当時の誘拐犯は18.8万ドル(1963万円)の身代金を要求していたという。