10月29日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された伊藤健太郎容疑者(23)。

今回の報道を受けて、4月にも事故を起こしていたことが報じられた。また、SNSでは伊藤容疑者のものとみられる運転免許証が拡散されている。

「生年月日の“平成9年6月30日”や氏名の表記は、伊藤容疑者と同一です。帯は青色で、交付年は“平成30年”。更新年月日は、“平成33年7月30日”となっています。仮に本物だったとすれば、複数回の違反もしくは怪我のある事故を起こしてしまった“違反運転者”と見られます。

伊藤さんは幼少の頃から車好きなだったと公言しており、祖父の所有していたクラシックカーに憧れていました。ですが日頃から運転が荒く、そのときの感情でハンドルの扱いが変わるとも報じられています」(芸能関係者)

そんななか、巻き起こっているのが「AT車限定」論争だ。

拡散された画像には、免許の条件として「普通車はAT車に限る」と表記されている。伊藤容疑者が好んだクラシックカーは、多くがMT車。そのことから伊藤容疑者に辛辣な声を上げる人もいるようだ。

《車好きなのにAT限定かよ》
《伊藤健太郎車好きアピールしててAT限定なんですか?》
《伊藤健太郎、旧車好きって言っといてまさかのAT限定はショックだなぁ…》

だが一方では、こうした伊藤容疑者に対する揶揄を非難する声も広がっている。

《伊藤健太郎さんがAT限定免許だって嘲笑する風潮ありますけど、自分の時代にこれがもしあったら絶対選んでると思いますけどね》
《伊藤健太郎くん、AT限定でいじられてて可哀想だなと…。自分も最近二輪の教習所いってただけど、あんまり四輪のMT車はみかけなかったなぁと思って》
《伊藤健太郎がAT限定なの馬鹿にされるけど、今の若い人ってほとんどAT限定じゃないの? 馬鹿にしてる人達ってかなり高齢なのかな》

一般的に車のタイプは複雑な操作がない「AT車」(オートマチックトランスミッション)と、クラッチやギアチェンジが可能な「MT車」(マニュアルトランスミッション)に分かれる。

たしかにかつては“男ならMT“といった風潮もあったが、最近ではAT限定を選ぶ若い男性も増えてきている。そのためこれまでも議論の対象になってきており、主に世代間で認識の違いが出ているようだ。

「MTはクラシックカーやスポーツカーのように趣味性の高い車もあれば、軽トラックやバスなどにも採用されています。80年代後半まではMT車が主流で、現在の団塊世代の人にはなじみ深いでしょう。

ですが徐々にAT車の製造・販売が増え、’00年にはシェア率が90%を超過。現在の主な人気車種として、ミニバンや軽自動車、SUVが主流です。

またAT車という枠のなかでも、安全性や性能は多様化。都心の信号や細い道路が多い交通事情を考えて、あえてAT車を選ぶという人も増えています」(自動車メーカー関係者)