中国のポータルサイト・百度に29日、中国の一地方の超ローカルフードが日本のコンビニエンスストアで商品化され、人気を集めたとする記事が掲載された。

 記事は、中国がグルメ大国であり、レストランで食べられる料理のメニューが豊富であるだけでなく、地域ごとに異なる特色を持つ「小吃」と呼ばれるスナックフードの種類も非常に多いとした上で、近ごろ日本のコンビニエンスストア・セブンイレブンがある中国の「小吃」を商品化したと伝えた。

 日本のコンビニで商品化されたのは、陝西省のローカルフードである「ビャンビャン麺」だ。「ビャン」という文字は画数が非常に多く、「中国で一番難しい漢字」として注目を集めたことで中国でも全国的に有名になった。記事は、きしめん以上に平べったくて太い面を辛味と酸味のあるたれに絡ませた「ビャンビャン麺」の味が非常においしいため、現地を訪れた日本の観光客も好んでこの麺料理を食べると紹介している。

 そして、中国で話題となり、日本でも紹介された「ビャンビャン麺」をセブンイレブンが商品化したところ、たちまち人気に火が付いたとし、中には数件店舗を探し回った末にようやく手に入れたことを報告する日本のブロガーもいるほどだったと説明。「ビャンビャン麺の日本でいかに人気が高いかがうかがえる」とした。

 記事は、セブンイレブンの「ビャンビャン麺」の価格が26元(約400円)程度と、中国人の感覚からすると決して安い値段ではないと伝える一方で、その味はなかなかのものだったようだと紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)