ホワイト氏が米ラジオで語る、電撃表明は「感傷的になっていた」と説明

 電撃引退を表明していた総合格闘技「UFC」の世界ライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)に引退撤回の可能性が浮上した。UFC社長のダナ・ホワイト氏が米CBSラジオに語ったもの。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。

「UFCのダナ・ホワイト氏はハビブ・ヌルマゴメドフが30勝無敗の記録を目指して引退をしないと示唆」と報じた記事によると、ホワイト氏は29日にCBSのラジオ番組に出演した。

 ヌルマゴメドフは24日にUAEのアブダビでジャスティン・ゲイジー(米国)を2回KOで破り、王座統一した試合後、父が亡くなったことを理由に引退する意向を示していた。たが、ホワイト氏は以降も本人と連絡を取り合っていると明かした。

 その上で「ハビブと私は話を続けている。あの試合の後、彼は完全に感傷的になっていた。私は彼が30勝無敗を目指すだろうという気持ちを持っていた」と話したという。

 さらに「彼は引退しないだろう。彼の父親は彼が30勝無敗を記録することを望んでいた。そして、彼は父親の望みを叶えたいと思っているだろう」とも語ったといい、節目の30試合に臨むことになる意向とした。

 まだヌルマゴメドフ本人は胸中を明らかにしていないが、その去就はしばらく注目されることになりそうだ。(THE ANSWER編集部)