昭和、平成、令和を跨いで、世界的に話題となったアニメの一つに『キャプテン翼』が挙げられると思います。サッカーブ−ムの火付け役となり、日本だけでなく、世界でも放映されて人気を博しました。

 本作は、「週刊ジャンプ」(集英社刊)にて1981年18号から1988年22号まで連載。単行本は全37巻が発売されました。その後、Jリーグ発足に伴うサッカー人気の高まりにより連載が再開され、1994年から1997年までFIFAワールドユース選手権での活躍を描いた『〜ワールドユース編』が連載。2000年代に入ると掲載誌を「週刊ヤングジャンプ」に、2013年からは掲載誌を「グランドジャンプ」に移し、現在はその増刊号「キャプテン翼マガジン」で好評連載中です。

 アニメは、テレビ東京系にて1983年10月13日〜1986年3月37日(全128話)を放映。さらに、リメイクを含めた形でテレビシリ−ズが4作品、劇場版が4作品も作られています。

 キャプテン翼を観てサッカ−を始めた世界的なプロサッカ−選手も多数。あの有名な、サッカ−元フランス代表で現レアルマドリ−ド監督のジネディ−ヌ・ジダン監督や今、日本ヴィッセル神戸でプレ−されている元スペイン代表のアンドレス・イニエスタ選手も、その中の一人です。これだけの世界的に影響力あるアニメって、すごいですよね……。

本作の魅力といえば、サッカーシーンはもちろん、主人公・大空翼が天才にもかかわらず、努力を惜しまずひたすらサッカーに打ち込む姿や、そんな翼に立ち向かうライバル達も正々堂々としている姿に感動させられます。

 そんな手に汗握る激闘と感動の中、ふと疑問に思ったことが。
 
 「ここぞという時に、絶対翼のシュ−ト決まるじゃん……」

 そこで今回、翼の小学生・中学生時代のシュ−ト決定率を調べてみました!

大空翼のシュ−ト決定率を調べてみた!

【前提条件】
◆画面に写っているシ−ンのみカウントします。
◆スコアボ−ド等での推測できる得点はカウントしません。
◆2018年度版作品で検証します。
◆小中学生編のみです。
◆審判がいる練習試合も含めます。

【小学生編】
 練習試合等の南葛小学校時代の戦績は2試合で10シュ−ト4得点=決定率40%
 
 意外に低いようですが、若林源三との直接対戦や自軍のメンバ−構成が大きく影響しているようですがこれでも、かなりの好成績です。

 南葛市の選抜メンバ−になると県大会での成績はなんと3試合で10シュ−ト8得点、決定率80%と倍増します。

 さらに、レベルの上がる全国大会でも29シュ−ト18得点、決定率62%と好成績をおさめます。

 小学生編での成績は49シュ−トで30得点。なんと決定率61%です。

【中学生編】
 中学生編は翼が南葛中に入学してから後、中学3年生で最後の全国大会を、3連覇を目指して戦うところからスタート。県予選から始まるのですが、決勝戦も3シュ−ト2得点、決定率66.6%と好成績から始まります。

 全国大会では決勝戦こそ引き分けますが、30シュ−ト15得点と決定率50%の成績を残します。

 総合計すると、翼の小中学生編の成績は79シュ−ト45得点で56.9%となります。

日本にサッカーブームを巻き起こした『キャプテン翼』

 今回は小中学生編の検証できる部分だけですが、以上の数字を見てみると、スゴイ決定率ですよね。ほぼ、2本に1本は得点が決まっているということになります。

 さらに、地区予選や練習試合を入れて精密なもの出せば、もっと跳ね上がる可能性があり。「日本代表に欲しい!」と願う人々もおられるでしょうが、連載が始まった当時、日本にはプロチ−ムが無く、それ程サッカ−の人気も確立されていませんでした。

 この作品が、日本のサッカ−ブームを巻き起こしたと言っても過言ではありません。決定率もスゴイですが、影響率の方もスゴイ!

 最後におまけとして……2019年でJリ−グのシュート決定率のトップは、浦和レッズの興梠慎三選手と川崎フロンターレのレアンドロ・ダミアン選手の2名で、33.3%でした。

参考文献及び資料
テレビ 【キャプテン翼】
ウィキペディア 【キャプテン翼】【アニメキャプテン翼】
日刊スポーツ サッカ−ニュ−ス

文・内海 健(よしもとライターズアカデミーウエスト)

※画像はテレビ東京「キャプテン翼」公式サイトより

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