梨は秋の果物の代表です。そして今がまさにメインシーズン!
 
さて梨のおいしさは、みずみずしい爽やかな甘さとシャキッとした歯ざわりではないでしょうか?

実はこの甘さと歯ざわりは、どちらとも腸内環境をととのえる作用があるのです。

まず、爽やかな甘さを作り出している成分として、ソルビトールという成分があります。このソルビトールには、便秘の改善や腸内環境をととのえる働きがあるとされています。
また、梨はあの独特のシャリシャリとした食感が特徴的ですが、これは食物繊維のかたまりによって作り出される食感なんですよ。

そう、梨にはダブルの整腸成分が入っているのです!
おいしくて便秘予防にもなるというのは、女性にとってはうれしい果物ですよね。

さらに梨にはたんぱく質を分解する酵素が含まれます。
つまり、梨には肉や魚をやわらかくする作用があるのです。

たとえば、ご自宅で焼肉をされる際は、梨のすりおろしを入れた自家製のタレで焼いてみましょう。

タレづくりは簡単。調味料と梨のすりおろしを混ぜるだけでおいしく肉もやわらかく仕上がります。

■梨を使った焼き肉のタレ

レシピ制作:管理栄養士 長 有里子



<材料 作りやすい量(肉250g程度)>
しょうゆ 大さじ3
梨(すりおろし) 大さじ2
砂糖 大さじ1
酒 大さじ1
ゴマ油 大さじ1
ニンニク(すりおろし) 1片分
ショウガ(すりおろし) 1片分

<作り方>
1、材料をすべて混ぜ合わせる。

2、肉を(1)に1時間くらい漬けておき、焼く。


食後のデザートには梨をいただけば、お肉の消化もよくなりますよ。

(長 有里子)