2020年10月27日、Appleがブラジル・コロンビア・インド・インドネシア・ロシア・南アフリカといった国でのApp Storeの価格を数日中に値上げすることを発表しました。Appleは価格の変更がアプリ内課金にも影響するとしていますが、Apple MusicやiCloudといったサブスクリプション型のサービスでも価格が値上げされることになるかについては詳細を明かしていません。

Upcoming tax and price changes for apps and in-app purchases - News - Apple Developer

https://developer.apple.com/news/?id=ul8i5to3



Apple will raise App Store prices in Brazil, Colombia, India, Indonesia, Russia, and South Africa - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2020/10/26/apple-will-raise-app-store-prices-in-brazil-colombia-india-indonesia-russia-and-south-africa/

Appleは開発者向けに、「税金や外国為替レートの変更により、App Storeの価格を更新する必要があります。今後数日以内に、App Storeでのアプリとアプリ内課金(自動更新可能なサブスクリプションを除く)の価格は、ブラジル・コロンビア・インド・インドネシア・ロシア・南アフリカで上昇します」とApp Storeでの値上げを告知しました。

また、Appleはインドですでに18%の物品サービス税を支払っているそうですが、これに加えて新たに2%の均等化税を支払う必要があると明かし、売上の20%を税金として支払う必要があることがインドでの値上げの理由であると説明しています。また、インドネシアではインドネシア国外に拠点を置く開発者が10%の新しい付加価値税を支払わなければいけないそうで、これが値上げの理由であるとのこと。



アイスランドとアルバニアでもアプリとアプリ内課金(自動更新可能なサブスクリプションを除く)の価格が調整され、付加価値税を伴う米ドルで販売されている他の市場と同じ価格でアプリが販売されることになるそうです。

なお、アプリ開発者は新しい価格表にアクセスすることで、アプリの販売価格がどのように影響を受けるかを確認することができます。