レアル・マドリーのセルビア代表FWルカ・ヨビッチが3月の緊急事態宣言時に新型コロナウイルス感染拡大防止のための自己隔離義務を無視したとして、母国で6か月間の懲役の危機に直面しているようだ。スペイン『カデナ・セール』がセルビア『タニューグ』の報道を基に伝えている。

 セルビアの検察はヨビッチが「スペインから帰国後、健康プロトコルを遵守していなかった」ことを理由に、6か月の実刑判決を求めている模様。セルビアの法律の下、裁判所は検察側からの告発を確認しなければならないという。また、セルビアの国営ラジオ局『RTS』は、ヨビッチに3万ユーロ(約373万円)の罰金を支払う機会が与えられたとも報じている。今後、検察庁から詳細な情報が公表されるようだ。

 ヨビッチは昨年夏にフランクフルトからレアルに移籍。今季はここまで公式戦4試合に出場し、ノーゴールとなっている。新型コロナウイルスの感染が拡大していた今年3月にセルビアへ帰国した際、自己隔離の義務を守らず、交際中の女性の誕生日パーティーに参加したとして批判を受けていた。