10月1日からDAZNでスタートしたのが内田篤人氏の初の冠番組『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』だ。先日、鹿島アントラーズで現役を引退したばかりの内田氏が、欧州で活躍する日本人選手の情報を伝える同番組。10月22日に配信開始となった第3回では、「ダービーの魅力」について語っている。 その本編では、収録されなかった未公開シーンでは、ビジャレアルで奮闘中の久保建英についても、言及している。 昨シーズンにレアル・マドリーから貸し出されたマジョルカでブレイクした19歳は、しかし今シーズンにレンタルで加入したビジャレアルでは、ここまで6試合でスタメンはゼロ。ウナイ・エメリ監督の慎重な起用法に、現地スペインでも一部のメディアやファンから批判が巻き起こる事態となっている。 こうした状況に対し、内田氏は「久保くんは地道にやるべき。焦らないほうがいい」と助言した。 司会の野村明弘アナウンサーが、「我々メディアが、プレッシャーをかけ過ぎている面があるかもしれないですね」と振ると、「活躍してから評価すればいい。じゃあ、負けたら久保くんのせいにするの? そう思いません?」と持論を述べた。 そのうえで、「ただ、19歳で出ている選手もいっぱいいる。そこは自分の覚悟だと思う。(周りは)こういうことを言ってるけど、それに左右されない覚悟がほしいな」と語り、周囲に流されず、自分の意思で道を切り拓いていくことの大切さを説いた。 名手が居並ぶ鹿島で、高卒1年目からレギュラーとしてプレーしてきた内田氏らしい言葉を、10代にして大きな期待を背負う後輩に送っている。構成●サッカーダイジェストWeb編集部【動画】久保建英が絶妙のパス&まさかの退場!バレンシア戦のハイライトはこちら