大都会・東京の北に位置する埼玉県。なにかとイジられがちだが、東京の隣県というだけあってそれなりに発展し、都内へのアクセスも良い。少なくとも、埼玉県和光市に住んで4年目の筆者は、これといって不便を感じたことはない。

だが実際、埼玉県全域が住みやすい地域かと言われれば...どうだろう。場所によっては「全然住みやすくない」と思う人もいるかもしれない。

ツイッターでは、あるユーザーが投稿した「『住むには便利』と言われる埼玉の範囲」が話題になっている。

投稿したのはツイッターユーザーのみゅーもり(@myuuuuun)さん。2020年10月16日に、

「『埼玉も住むには便利だよね』と言った時の埼玉の範囲です」

とコメントをつけて、埼玉県の地図の一部を青い線で囲った画像を投稿した。

みゅーもりさんが「住むのに便利」とした地域は、さいたま市、川口市、蕨市、戸田市、和光市、朝霞市、志木市、新座市、富士見市、三芳町、ふじみ野市、川越市の全体。そして春日部市、越谷市、草加市の一部だ。

これらの地域は埼玉県の南東部に位置。東武伊勢崎線・東上線、JR埼京線・湘南新宿ライン、西武新宿線などが通り、比較的東京に行きやすくなっている。

埼玉県民の反応は...

埼玉県民と思われるユーザーからは、みゅーもりさんの投稿に対し、

「埼玉県民から1つ。もおーーー少し小さいかなって感じです」
「狭山の民ですが、的確だと思います」
「だいたいあってます。+三郷・八潮・吉川・狭山・宮代・杉戸くらいですね。(大体電車が10分に1本来る範囲)」
「西側の山岳部は同じサイタマ~とは思えないチベット自治区のようです。(埼玉県民談)」

といった声が寄せている。コメントにはこの範囲でいいという意見や、もっと狭いという意見、逆にもう少し広いのではという意見もあり、捉え方は人それぞれのようだ。


「埼玉も住むには便利だよね」の地域(画像は投稿をもとに編集部作成)

みゅーもりさんはなぜ今回のような投稿をしたのか。Jタウンネットは10月19日、本人に詳しい話を聞いた。

みゅーもりさんは東京・駒込在住で、埼玉での居住経験はなし。投稿の画像は、他のユーザーが投稿した「埼玉には大宮があるし新宿も40分くらいで行ける、住むには悪くない」という旨のツイートを見たのをきっかけに、制作したという。

「住むには便利」とした地域については、

「5秒で描いたのでかなり適当なんですが、川越・大宮・春日部あたりが都内のターミナルから30分強でいける範囲かなと思って囲みました」

とのこと。やはり東京への交通の便が、住みやすさを測る一つの指標となっていたようだ。

みゅーもりさんの投稿は20日16時時点で2万4000件以上リツイートされるほど話題に。反響の大きさに対し、みゅーもりさんは、

「引用ツイートとリプライが数千件来たのは予想外でした. 埼玉県民の琴線に触れてしまいました」

とコメントしている。