地元メディア「NJ.com」が来季のヤンキース先発ローテの顔ぶれを予想

 ヤンキースの田中将大投手は7年契約を終えて今オフFAとなり、その去就に注目が集まっている。地元メディア「NJ.com」は来季のヤンキース先発陣の顔ぶれを予想しながら、田中も選択肢のひとつとして紹介。一方で、残留には年俸がネックになると指摘している。

 同メディアは「ヤンキースの2021年ローテーションの選択肢はゲリット・コールと……」との見出しで記事を掲載。来季もエースのコールがローテを牽引することを見越した上で「ヤンキースの3枠はコール、左腕ジョーダン・モンゴメリー、若手デイビー・ガルシアになると予想する。ルイス・セベリーノが問題なく6月か7月にトミー・ジョン手術から復帰した後は2番手を務めることになる」と予想している。

 記事では「ヤンキースはチームからFAとなる1、2人を残留させるかもしれない」とも言及し、主に田中とジェームス・パクストンの名前を挙げている。その一方で「ヤンキースはタナカの残留を望み、タナカも残留を望んでいるとされているが、金銭面がどうなるか」と懸念点を挙げ、こう述べている。

「スタインブレナー氏によると、他球団以上に短縮シーズンと無観客による大幅の収入減となっており、ヤンキースにとって来季の年俸は大きな問題となるだろう。タナカが50%の年俸カットを受け入れたとしてもヤンキースは2〜3年の契約をするだろうか? そうはならないかもしれない。FAになるDJ・ルメイヒューが恐らくキャッシュマンGMのオフの最優先事項であるため、タナカへの十分なお金がないかもしれない。投手不足の球団は多く、そのうちの1球団でも彼の市場価値を高めた場合は特にそうなる」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響が、田中の契約にも影を落とすことがあるのか……。今後に注目が集まる。(Full-Count編集部)