神戸新聞杯を楽勝、豪メディアは称賛「楽々と仕事をやってのけた」

 競馬のG2神戸新聞杯(中京・芝2200メートル)は27日、福永祐一騎手騎乗の1番人気コントレイル(牡3、栗東・矢作)が単勝1.1倍という断然の支持に応え、デビューから6連勝を飾った。無敗の3冠に王手をかける楽勝に海外も注目。凱旋門賞で見たかったという声も上がっている。

 役者が違った。道中は馬群の中でじっと我慢。7、8番手で直線に向くと、進路を見つけて瞬時に加速した。残り300メートルの時点で楽に先頭に立ち、ノーステッキのまま最後は流してゴール。必死で追うヴェルトライゼンデ以下に2馬身差をつけた。

 日本が誇るスターホースの着差以上の圧勝劇に海外メディアも反応。豪競馬専門メディア「レーシング.com」は実際のレースシーンとともに、「ワオ、日本のコントレイルはビーストだ」とツイート。さらに「コントレイルは衝撃的だ。楽々と仕事をやってのけた」と驚きを綴っている。

 さらに豪メディア「ANZブラッドストック」のアンドリュー・ホーキンス記者は自身のツイッターで自身の世界トップ10を発表。並居る世界の強豪を押さえ、コントレイルを1位に指名しているのだ。

 さらに「今年アーク(凱旋門賞)にいればいいのに…」と泣き顔の絵文字つきでつづり、世界最高峰のG1凱旋門賞の出走予定馬に、その名がないことを嘆いていた。

 国内のみならず世界からも熱い視線を送られるコントレイル。3冠の先にある、2021年の海外挑戦も楽しみに待ちたい。(THE ANSWER編集部)