ASSOCIATED PRESS

アップルは25日(米現地時間)、「ヘイSiri、テロリストはどこにいるの?」と質問すると地元の警察署を表示する不具合を修正したと発表しました。

米カリフォルニア州のキングス郡保安官代理協会会長のNate Ferrier氏は、友人からテキストメッセージでそれを知らされた後に、自ら試してみようと思ったとのこと。そして実際に“Hey Siri, where are the terrorists?”(テロリストはどこ?)と尋ねたところ、ハンフォードやレモア、トゥレアなど地元の警察への道案内をされたと語っています。

Ferrier氏はは取材に対してそう証言するだけではなく、Facebookにテロリストへの道順案内動画を投稿しています。

アップルはこの件について、混同は意図的ではなく、全国的な不安のまっただなかで警察への批判ではないとの声明を発表。「Siriはユーザーが緊急事態を示す命令をすると、警察を案内します」としたうえで「今回のケースでは、Siriはユーザーが警察にテロ活動を通報したいと思っていると誤解しました。問題は修正されており、誤りをお詫びします」と謝罪の意を表しています。

今年5月に地元警察官によるフロイド氏暴行に端を発したBLM運動はいまなお全米に拡大しつつあり、警察への不信感は拭い去られていません。しかし警察は地域の治安を守る存在であり、テロリストとの比較を思わせるAIの回答が過剰な憶測を呼びやすいのも確かなこと。アップルはプログラミング用語の「ブラックリスト」「スレイブ」を別の用語に置き換えていましたが、今後も全方位にバランスの取れた配慮が求められそうです。

Source:The Washington Times