オランダ1部のPECズヴォレに所属する中山雄太は、今季初先発となった試合で初ゴールを挙げるなどチームの大勝に大きく貢献した。地元紙『デ・ステントール』では中山の活躍に注目し、27日付で特集記事を掲載している。

 26日に行われたエールディビジ第3節のスパルタ戦にファン・ウェルメスケルケン際とともに先発出場した中山は、前半終了間際に相手DFの退場とPKを誘発するヘディング弾を放つ。後半にも追加点に絡み、最後は自らも今季初ゴールを叩き込んだ。ズヴォレが4-0で今季初勝利を挙げたこの試合のマン・オブ・ザ・マッチにも選出されている。

 今季開幕戦では出場がなく、第2節のAZ戦でも交代出場だった中山だが、そのAZ戦ではボランチを務めたフィンランド代表トーマス・ラムが退場。代役としてスパルタ戦に先発起用され、「中山雄太はチャンスを掴みPECを輝かせた」と地元紙は述べている。得点への関与だけでなく「チームにバランスと落ち着きをもたらし、PECを近年で最大の勝利のひとつへと導いた」と評した。

「私としては、ユウタは非の打ち所のない試合をしたと思う」とヨン・ステーヘマン監督も中山を絶賛。だが「ボールを動かすスピードをもう少し上げる必要がある」とも注文している。

 指揮官によれば、今季の中山はこれまで以上に先発出場への強い意欲を示しているという。「その点でもユウタは前進している。今年になって初めて、不出場に満足できない様子を見せてきた。以前はイエスと言うだけだったが、突然私のところに来るようになった」

 ラムは3試合の出場停止処分を受けており、あと2試合を欠場することになる。「誰が出場するかは問題ではない。最高の選手ではなく最高のチームがプレーする。それがユウタが入る形になるのであればそれでいいし、そうなれば彼は十分な出場時間を得られることになるだろう」と監督は今後への見通しを述べている。

text by 編集部