グラナダ戦で後半途中から出場し、いきなり2得点1アシストと躍動

 今オフ、バルセロナからアトレティコ・マドリードに移籍したウルグアイ代表FWルイス・スアレスがいきなり結果を残した。

 現地時間27日に行われたリーガ・エスパニョーラ第3節グラナダ戦で後半途中から出場すると、いきなり2ゴール1アシストの大活躍。スペイン紙「マルカ」によると、試合後には「自分は変わる必要があった」と新天地に期する思いを語ったという。

 今シーズン初の公式戦を迎えたディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコにとって、特大のインパクトとなった。試合は前半9分のFWジエゴ・コスタの先制点で前半を1点リードで折り返すと、後半は本拠地ワンダ・メトロポリターノでゴールショーが開演。MFアンヘル・コレア、MFジョアン・フェリックスら主力がゴールを割ると、最後に主役となったのは後半26分にコスタと代わってピッチに入ったスアレスだった。

 出場するやいなやの同27分にスルーパスで、同じく途中出場のFWマルコス・ジョレンテの今季初得点をアシスト。そして同40分にはジョレンテのお返しとばかりのクロスをヘディングで叩き込んで早速移籍後初ゴールをゲットすると、後半アディショナルタイムにはFWヴィトロとのパス交換で抜け出してシュート。一度はポストにはじかれたものの反応し、左足で詰めてこの日自身2点目を決めて試合を締めくくった。

 2日前にアトレティコ移籍が完了したばかりというのに、スアレスは圧倒的な決定力をいきなり見せた。同紙によると「デビューにとても満足しているし、開幕戦で勝ち点3を得られてとても幸せだよ」と語るとともに、このように話したという。

「サッカー選手にとって、変化を起こすことが重要な時がある。俺自身、素晴らしく歓迎してくれたクラブに来た。それを雰囲気で感じたし、最初からポジティブな印象だし、ピッチの中でも感じている」

 こう語ったスアレスは「チームのためにゴールを決めるたびに満足するだろうけど、これは将来的にもやっていかないと。シーズンは長いからね」と話している。バルサ時代の盟友であるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとは袂を分かつ形となったが、スアレスのコンディションが整えばピチーチ(リーガ得点王)争いも活況を呈しそうだ。(Football ZONE web編集部)