ずっと欲しかったものをプレゼントされたり、大好きでたまらないヒーローが誕生日にサプライズでやってきたら大人でもドキドキしてしまうだろう。今月9日、おもちゃのゴミ収集車のコレクターで、ゴミ収集車の作業員になることを夢見る3歳の男の子の誕生日に、現役作業員たちが心温まるサプライズを行った。この様子は動画に収められ、『CBC News』『InspireMore.com』などが伝えて拡散している。
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カナダのトロントに住むジュリア・ウェイカンプさん(Julia Wehkamp)の息子ウルフギャング君(Wolfgang、3)は、毎週金曜日が来るのを楽しみにしている。なぜならその日は、大好きなゴミ収集車の作業員であるD.J.さんとドリューさん(Drew)が自宅前に出したゴミを回収しにやってくるからだ。
ウルフギャング君はゴミ収集車がやってくる時間になると、お気に入りのゴミ収集車のおもちゃをいくつか持って玄関前で待ち、2人がやってくると手を振って挨拶をする。一方のD.J.さんとドリューさんもウルフギャング君の姿を見つけると声をかけ、玄関前にいない時はクラクションを鳴らして知らせてくれる。どんなに忙しくても必ず笑顔を見せて時間を作ってくれる2人はウルフギャング君にとってヒーローそのもので、ロックダウン中には窓に「お仕事ありがとう」と窓に貼り紙をしたほどだった。
8月のある日のこと、ジュリアさんは9月9日に誕生日を迎える息子にこんな質問をした。
「誕生日をケーキでお祝いしたいのだけど、制限があってたくさん人を呼ぶことはできないの。1人か2人だけ招待しようと思うのだけど、誰を呼びたいか教えてくれる?」
この質問にウルフギャング君は「D.J.さんとドリューさん」と迷うことなく答えたが、9月9日はあいにく水曜日で2人がやってくる予定はない。そこでウルフギャング君の祖母はトロント市に手紙を出し、孫がゴミ収集車のファンであることや9日の誕生日にD.J.さんとドリューさんを招待したい旨を伝えた。2人が勤務する廃棄物管理会社「Green For Life Environmental」が、トロント市から委託されて収集作業をしているためだ。
しかし何の連絡もないまま3週間が過ぎた9日の朝、ジュリアさんは思いがけずD.J.さんとドリューさんのスーパーバイザーの訪問を受け、こう告げられたのだった。
「実は今日、ウルフギャング君のために特別な“サプライズ”を用意しているんです…。」
その“特別なサプライズ”とは、いったい何だったのか…。ジュリアさんは当時のことをこのように明かした。
「自宅のデコレーションを済ませてまったりしていると、どこからかクラクションの大きな音が聞こえてきたのです。慌てて外に出ると、4台のゴミ収集車が列をなしてやってくるのが見えました。」
「ウルフギャングはゴミ収集車に手を振り、そのパレードを息を呑んで見守っていましたが、ドリューさんを見つけるととても嬉しそうにしていました。D.J.さんはちょうど休暇中で来ることができなかったのですが、ドリューさんを含む6人が休日にもかかわらず駆けつけてくれたのです。」
「車から降りた彼らはまるで3歳の子供に戻ったかのようにダンスをし、黄色い作業服や帽子、塗り絵などたくさんのプレゼントを持ってきてくれました。30〜45分ほどですが、息子は彼らとゴミ収集車のおもちゃで遊んだり、収集車に乗せてもらったりと素敵な時間を過ごしました。息子はきっと、ヒーローと過ごしたあの日のことをいつまでも忘れないでしょうね。」
なおウルフギャング君はハロウィンにはゴミ収集車の作業員の仮装をする予定だそうで、将来はD.J.さんやドリューさんのようなゴミ収集車の作業員になりたいそうだ。
ドリューさんは、そんなウルフギャング君についてこう語っている。
「ウルフギャング君のことは大好きだし、彼も僕ら作業員のことをとても大切に思ってくれています。彼のような子供たちがこれからの将来を背負って立つわけですから、その気持ちはとても嬉しいですよ。ゴミ収集の仕事は単純作業ですが、毎日生活していくうえでは欠かせない仕事です。社会の中の1人1人の役割がいかに大切なのか、みんなにも考えてもらえると嬉しいですね。」
画像は『InspireMore.com 2020年9月24日付「3-Yr-Old Who Loves Sanitation Crew Gets Perfect Birthday Surprise.」(Facebook)』『CBC News 2020年9月17日付「Toronto boy who loves garbage trucks gets big surprise on 3rd birthday」(Submitted by Julia Wehkamp)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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カナダのトロントに住むジュリア・ウェイカンプさん(Julia Wehkamp)の息子ウルフギャング君(Wolfgang、3)は、毎週金曜日が来るのを楽しみにしている。なぜならその日は、大好きなゴミ収集車の作業員であるD.J.さんとドリューさん(Drew)が自宅前に出したゴミを回収しにやってくるからだ。
ウルフギャング君はゴミ収集車がやってくる時間になると、お気に入りのゴミ収集車のおもちゃをいくつか持って玄関前で待ち、2人がやってくると手を振って挨拶をする。一方のD.J.さんとドリューさんもウルフギャング君の姿を見つけると声をかけ、玄関前にいない時はクラクションを鳴らして知らせてくれる。どんなに忙しくても必ず笑顔を見せて時間を作ってくれる2人はウルフギャング君にとってヒーローそのもので、ロックダウン中には窓に「お仕事ありがとう」と窓に貼り紙をしたほどだった。
8月のある日のこと、ジュリアさんは9月9日に誕生日を迎える息子にこんな質問をした。
「誕生日をケーキでお祝いしたいのだけど、制限があってたくさん人を呼ぶことはできないの。1人か2人だけ招待しようと思うのだけど、誰を呼びたいか教えてくれる?」
この質問にウルフギャング君は「D.J.さんとドリューさん」と迷うことなく答えたが、9月9日はあいにく水曜日で2人がやってくる予定はない。そこでウルフギャング君の祖母はトロント市に手紙を出し、孫がゴミ収集車のファンであることや9日の誕生日にD.J.さんとドリューさんを招待したい旨を伝えた。2人が勤務する廃棄物管理会社「Green For Life Environmental」が、トロント市から委託されて収集作業をしているためだ。
しかし何の連絡もないまま3週間が過ぎた9日の朝、ジュリアさんは思いがけずD.J.さんとドリューさんのスーパーバイザーの訪問を受け、こう告げられたのだった。
「実は今日、ウルフギャング君のために特別な“サプライズ”を用意しているんです…。」
その“特別なサプライズ”とは、いったい何だったのか…。ジュリアさんは当時のことをこのように明かした。
「自宅のデコレーションを済ませてまったりしていると、どこからかクラクションの大きな音が聞こえてきたのです。慌てて外に出ると、4台のゴミ収集車が列をなしてやってくるのが見えました。」
「ウルフギャングはゴミ収集車に手を振り、そのパレードを息を呑んで見守っていましたが、ドリューさんを見つけるととても嬉しそうにしていました。D.J.さんはちょうど休暇中で来ることができなかったのですが、ドリューさんを含む6人が休日にもかかわらず駆けつけてくれたのです。」
「車から降りた彼らはまるで3歳の子供に戻ったかのようにダンスをし、黄色い作業服や帽子、塗り絵などたくさんのプレゼントを持ってきてくれました。30〜45分ほどですが、息子は彼らとゴミ収集車のおもちゃで遊んだり、収集車に乗せてもらったりと素敵な時間を過ごしました。息子はきっと、ヒーローと過ごしたあの日のことをいつまでも忘れないでしょうね。」
なおウルフギャング君はハロウィンにはゴミ収集車の作業員の仮装をする予定だそうで、将来はD.J.さんやドリューさんのようなゴミ収集車の作業員になりたいそうだ。
ドリューさんは、そんなウルフギャング君についてこう語っている。
「ウルフギャング君のことは大好きだし、彼も僕ら作業員のことをとても大切に思ってくれています。彼のような子供たちがこれからの将来を背負って立つわけですから、その気持ちはとても嬉しいですよ。ゴミ収集の仕事は単純作業ですが、毎日生活していくうえでは欠かせない仕事です。社会の中の1人1人の役割がいかに大切なのか、みんなにも考えてもらえると嬉しいですね。」
画像は『InspireMore.com 2020年9月24日付「3-Yr-Old Who Loves Sanitation Crew Gets Perfect Birthday Surprise.」(Facebook)』『CBC News 2020年9月17日付「Toronto boy who loves garbage trucks gets big surprise on 3rd birthday」(Submitted by Julia Wehkamp)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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