中国では今年5月、高層マンションから落下したシャンプーボトルが頭に直撃して女児が重傷を負う事故が起きていたが、今度はマンション上階から猫が落下し歩道を歩いていた男性に直撃した。この男性は直撃による怪我で3週間以上も入院する羽目になったという。『The Sun』『天维新闻』などが伝えている。

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中国・黒龍江省ハルビン市在住のガオ・フォンホアさん(Gao Fenghua)は先月12日の朝、突然予期せぬ事故に見舞われた。当時、愛犬のゴールデン・レトリバーを連れて近所を散歩していたが、年老いたガオさんに歩調を合わせて犬もゆっくりと歩道を歩いていた。

すると突然、空から猫が落下してガオさんの頭を直撃し、彼は地面に倒れて動けなくなってしまったのだ。猫はマンション上階から落ちてきたようで、歩道脇の建物の戸口付近で身をすくめて怯えていたという。

ガオさんの前を歩いていた犬は異変を感じ、倒れているガオさんのそばで様子をうかがっていたが、猫に気づくとその場を離れて猫を追い詰めて遊びだしてしまった。

ガオさんは通行人が警察と救急隊を呼んだことで病院に搬送され、23日間の入院を経て、現在は首にコルセットをつけた状態で自宅療養しており回復に向かっているそうだ。ガオさんの息子によると、猫の飼い主は近所のマンションに住むユ(Yu)という名の住人とのことだ。

現在は、ガオさんとユさんの間で治療費などの支払いについて話し合いが進められているという。なお中国メディア『新浪科技_新浪网』によると、ユさんは猫がマンションから飛び降りた理由について「猫が発情期のためベランダの窓を閉めていたが、どういうわけか開けて飛び出していった」と主張しているそうだ。

画像は『The Sun 2020年8月14日付「RAINING CATS AND DOGS Bizarre moment cat falls from sky and knocks out pensioner before feline is chased and cornered by the man’s dog」(Credit: Harbin TV / Real Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)