《山下おばさんについては、別件により個人の特定(氏名、住所等の判明)が完了しており、民事・刑事の両面で法的措置を進行しております》

【写真】合コン後? マイクロミニの白人女性と並んで歩くほろ酔いの山P

 8月10日、掲示板サイト『ガールズちゃんねる』上において、《不快な画像については反応せず、通報だけお願いします》という注意書きがアップされた。なんでも、同掲示板内でいわゆる“荒らし行為”が行われたようで、運営会社がその問題のユーザーから“被害”を被ったというのだ。

 ネットにおける各掲示板やコメント欄などで、悪意ある発言や嫌がらせなどの迷惑行為を繰り返す“荒らし”の存在はさほど珍しくはないが、冒頭のように運営側から名指しされることは稀に思える。この“山下おばさん”とはいったい?

「4〜5年くらい前でしょうか、“ガルちゃん”掲示板の各トピックにおいて、山Pへの批判的な意見に対してほぼ全てに反論していました。おそらくは熱狂的なファンなのでしょう。例えば、山Pと石原さとみさんの熱愛報道が出て、一般ユーザーが“お似合い”と褒めようものなら、“石原みたいなブスは山下には合わない”という具合に否定するのです。

 山Pの話題になると必ずと言っていいほど口を出してくることから、匿名掲示板にも関わらず、他のユーザーからは“山下おばさん”と呼ばれるようになり、むしろ“山下おばさん、まだ?”などと面白がってわざと煽るような声も見受けられていました。ネット上では有名人ですね」(ネットニュース・ライター)

「ガルちゃん」で“無差別テロ”が

 冒頭の“注意書き”がアップされた経緯には、8月7日に『週刊文春オンライン』が報じた、《山下智久が高級ホテルに女子高生モデルを“持ち帰り”》という一件がある。山下が17歳の女子高生と飲酒をしたのち、そのまま都内の高級ホテルで一夜を共にしたというのだ。

「ガルちゃんでもすぐに話題になり、また“山おば”による荒らしが始まるものと思われました。ところが、Pの掲示板とは全く関係のない動物やゲームの話題の新トピに、ゴキブリや人間の死体などのグロ画像が次々と投稿されたのです。犯人は批判や暴言に飽きたらず、ガルちゃん内で無差別テロを起こしたのです」(前出・ライター)

 多くのユーザーが不快な思いをしている現状に、運営側も黙ってはいられない。画像の発信情報などから犯人と“山下おばさん”を同一人物とし、ついに行動に出たというわけだ。実は運営側とは“因縁”もあるのだとか。

「ガルちゃんは、各コメントに対して“いいね”のように、“+”と“−”で評価を付けるシステムなのですが、山おばのコメントには一般ユーザーでは不可能に思える偏った評価が集まっていたため、山おばの正体はコメントを煽るために操作していたとする、管理者の“自作自演”説が囁かれたのです。

 そのため、《管理人は山下ファン(一部で「山下おばさん」と呼ばれている方)ではございません》と、運営がわざわざ噂を否定する異例のコメントを出すまでに(苦笑)。エスカレートする荒らしと積年の悪行がついに被害を訴えるまでに至ったのでしょう」(前出・ライター)

山下おばさんが逮捕される日

 今回、運営会社が民事、刑事の両面で徹底抗戦の構えを見せていることから、山下おばさんは業務妨害などで逮捕され、また損害賠償請求が言い渡される可能性もあるということか。全国紙社会部記者が解説する。

「例えば今年4月、36歳の男性がネット掲示板に米沢市内の飲食店の名前を挙げて“新型コロナ”と書き込んだところ、店側が被害届を出したことにより男性は偽計業務妨害(虚偽の風説を流布し、他人の業務を妨害すること)の疑いで逮捕されました。また、これまで掲示板に殺害、テロ予告をした者が威力業務妨害で逮捕される事例も多発しています。いずれも3年以下の懲役または50万円以下の罰金刑が科せられます。

 そして損害賠償ですが、個人や企業によってまちまちですが数十万円から数百万円、請求額だけをみれば数千万円にのぼることもあります。匿名であることから気軽な気持ちで掲示板に書き込む人がほとんどでしょうが、こういった訴訟対象になるリスクがあることを考えたほうがいいでしょう」

 はたして山下おばさんは本当に逮捕されるのだろうか。『ガールズちゃんねる』運営元の株式会社ジェイスクエアードに確かめてみると、

《いわゆる「山下おばさん」に関する事件については、弊社の顧問弁護士事務所に対応を委任しているため、先日公表した以上の情報をお伝えすることができかねます》

 と、広報担当者から書面で回答が寄せられた。

 山Pの騒動では逮捕者は出ていないが、思わぬところで彼に関する「逮捕のニュース」が流れるかもしれない。