ここまで3試合に先発し2勝0敗、防御率2.65と安定した成績を残す

 ツインズの前田健太投手はここまで3試合に先発し2勝0敗、防御率2.65と開幕から好調をキープしている。先発投手としてのこだわりを捨てきれずドジャースから移籍した日本人右腕を地元紙は「素晴らしい的確な補強をした」と絶賛している。

 ア・リーグ中地区首位を走るツインズ。その中でも前田は先発ローテの一角として2勝負けなし、8月6日(日本時間7日)前回登板のパイレーツ戦でも3勝目こそ逃したが6回3安打3失点の好投を見せた。

 快投を続ける前田を地元紙「パイオニア・プレス」は「ツインズはケンタ・マエダという素晴らしい補強をした」とのタイトルで特集。ここまでの投球を振り返り「先週木曜日のパイレーツ戦でブルペンが失敗していなかったら、3勝0敗のスタートとなっていた」と賛辞を送っている。

 サド・レバインGMも前田の活躍について「我々は彼が本当に一流の先発投手になれると考えていました。西海岸のスカウトは彼が投げるのをたくさん見て、投球を気に入り、ケンタ・マエダを支持していました。彼の投球を評価したところ、エリートになる可能性があると思いました」と絶賛。

 先発投手として試合を作る能力を評価しつつ「彼のスライダーは球界最高レベルだと思っています。ドジャースが与えていた役割よりももっと重要な役割を与えたいと思っていた」と、ローテ陣の中でも高い評価を下している。

 次回登板は12日(同13日)のブルワーズ戦。ここまで登板3試合で3失点以内に抑える抜群の安定感を見せる前田の投球に期待がかかる。(Full-Count編集部)