日本テレビ系ドキュメンタリー番組『NNNドキュメント’20』(毎週日曜24:55〜)では、長崎の被爆者を取材した『8.9長崎が壊された日〜下平作江 75年の闘い〜』(長崎国際テレビ制作)を、きょう9日に放送する。

大浦教会で被爆体験を語る下平作江さん

75年前の8月9日、長崎に落ちた1発の原子爆弾…下平作江さんは10歳のときに、爆心地から800m地点で被爆。義母と姉は黒焦げに。兄も全身大やけどを負い、2日後に息をひきとった。

奇跡的に生き残ったのは一緒にいた2つ下の妹だけ。髪が抜け落ちるなど、原爆症の症状に悩まされる中で住む場所もなく、人が捨てたものを拾って食べながらの生活。それでも、姉妹手を取り合い生きて、生きて…。

被爆からようやく10年経っても、原爆は被爆者につきまとう。共に生き残った妹は病気や差別に苦しみ、列車に身投げ。18歳の若さで自ら命を絶ってしまった。

「・・・私も死のう。」 その思いを踏みとどまらせてくれたのは、伝え遺そうという思いだ。

あの日から75年、コロナの影響で縮小された長崎平和祈念式典に出席する下平さんの映像も交えながら、被爆者・下平作江さんの被爆経験とその思いに迫る。