このタイミングで、驚きのニュースが飛び込んできた。

 久保建英が所属するマジョルカのビセンテ・モレーノ監督が、今シーズン限りで退任する意向をクラブに伝えたという。

『IB3 TV』と『UltimaHora』紙の情報として、『AS』紙が伝えたところによると、モレーノ監督は2022年6月までクラブと契約を交わしているが、環境を変えたいと考えているという。

 マジョルカが残留するかどうかにかかわらず退任する意向のようだ。また、27年ぶりに2部降格が決まったエスパニョールが次期監督として交渉を持ちかけており、この本人も興味を持っているようだ。
 
 現在45歳のスペイン人指揮官は、17年7月にマジョルカの監督に就任。当時2部B(実質3部)に沈んでいたチームを2年で1部に昇格させた。トップリーグで初めて指揮を執る今シーズンも、2部B時代からの選手たちと久保などのレンタル組をうまく融合させ、何とか食らいついてきた。

 降格争いを強いられているにもかかわらず、これまで解任されなかったのは、クラブがその手腕を信頼している何よりの証しだ。

 長く苦楽をともにしたきた選手も少なくないだけに、残留を懸けた残り2試合に影響が出なければ良いのだが……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部