Engadget Japan

「令和2年7月豪雨」の発生に伴い、NTTドコモとKDDI、ソフトバンク、そしてワイヤ・アンド・ワイヤレスの4社は、本日(7月10日)より災害時無料Wi-Fi「00000JAPAN」の展開を長野県と岐阜県でも開始しました。昨日より展開している福岡県・熊本県・大分県・鹿児島県と合わせ、提供エリアは現時点で6県となっています。

「00000JAPAN」は、携帯キャリアなど各社が展開するWi-Fiスポット(doomo Wi-Fi、au Wi-Fi Spot、Wi2等)を臨時に無料解放するもの。その際のSSIDは「00000JAPAN」となり、契約の有無に関わらず誰でも利用できます。2011年の東日本大震災をきっかけに整備され、2016年の熊本地震で初めて提供を開始。その後、大規模な災害が発生するたびに展開されています。

なお、「00000JAPAN」は緊急時の利便性を優先するため、ユーザー認証や暗号化などのセキュリティ対策は行われていません。同じ名前のアクセスポイントを設置し、情報を盗聴されるなどの危険性もあります。

このため政府は、「00000JAPAN」について『やむを得ない場合の安否確認や情報収集のみで利用し、IDやパスワード、個人情報や金銭が関係するサービスでの利用は極力避ける』『携帯電話回線が通じる場合はそちらを利用する』『00000JAPANに限らず、無料Wi-Fiを利用する場合はVPNソフトを使って通信する』などの注意喚起を行っています。

Source:00000JAPAN