「結婚したい」「彼氏が欲しい」という人に婚活・恋活状況を尋ねると、「出会いがない」「いい人がいない」と答えるケースが多いもの。確かにコロナ禍では以前のように婚活パーティーや街コンなどもままなりませんが、最近はオンラインによる婚活や出会い系アプリも普及。決して出会いの場がないわけではありません。

断られたら怖い、遊び目的……婚活に対するイメージがすでにマイナス

そこで今回ご紹介したいのは、株式会社ミュゼプラチナムが20代から30代の未婚女性に実施した最新婚活事情に関するアンケート。まずは“婚活”というものに対するイメージと、最近の婚活の方法について調べたところ、以下のような結果となりました。

「合コン」がついに「街コン」「婚活イベント」を下回る結果に。合コンはもはや過去のもの?

まず婚活に対するイメージについて注目したいのが「いい人に出会えたとしても断られたら怖い、遊び目的」(30%)との意見が、「効率的に出会えそう」(24%)を上回っていること。また「会員登録や操作、メッセージのやりとりが面倒くさそう」「自分の理想の人がいなそう」といったネガティブな意見も多くみられました。

また婚活の手段について一番多かったのは「マッチングアプリ」(32%)で、それに続くのは「友人・知人に紹介を依頼している」(23%)となっています。やはり新型コロナの影響か、「街コン」「婚活イベント」「合コン」といった人が集まる方法は少数の結果に。やはりまだまだパーティー系の婚活は警戒している人が多いようです。

結婚したくてもコロナ禍ではパーティーできない……。

マッチングしても実際に交際できる確率は26%

コロナの情勢を考えると、当面は婚活の手段として大勢の人が集まらないマッチングアプリが主流になるのでしょうか?しかし前述の調査結果ではマッチングアプリを含め、多くの人が婚活にネガティブなイメージを持っていることも明るみになっています。そこで同調査では、マッチングアプリで実際にマッチングに成功した人を対象に「その後の結果」をアンケート。結果は次のようになりました。

「メッセージのやりとりだけで会ってない」人が多いのは、メッセージの内容に問題があった?

一番多かったのは「メッセージのやりとりだけで会っていない」(22%)。それに続くのは「一度会っただけ」(15%)「何度か会ったが付き合わなかった」(18%)となり、その次にようやく「付き合ったが別れた」「付き合った」が登場しています。つまり同調査を見ると、別れてしまった人も含めて実際に恋人として付き合うことができた割合は26%。「友達として付き合っている」人も9%いましたが、ほとんど半数以上はマッチングしても交際に発展しないことが分かります。

なぜここまで成功率が低いのでしょうか?その背景にあるのは、やはり婚活そのものに対しるネガティブイメージが大きいように感じます。さらに同調査では「アプリや婚活イベントに改善してほしいこと」を尋ねたところ、1位は「身元確認の徹底」に。まずはシステムを通して相手の素性をより明確にできる方法を考えていく必要があるのかもしれません。

【調査概要】
調査主体 :株式会社ミュゼプラチナム
調査日  :2020年4月27日〜2020年5月6日
調査方法 :インターネット調査
調査人数 :723名
調査対象 :全国20〜34歳の女性