【ソウル聯合ニュース】韓国政府は7日、大量繁殖したバッタの襲来が続き、食糧被害が深刻化しているアジアやアフリカなど14カ国に400万ドル(約4億3000万円)規模の人道的支援を提供すると発表した。

 支援対象はイエメン、エチオピア、ケニア、南スーダン、パキスタンなどで、国連世界食糧計画(WFP)と国連食糧農業機関(FAO)を通じて行われる。

 今回の支援はバッタによる被害に加え、洪水や新型コロナウイルス感染症などで厳しい状況にある国に対する食糧支援やバッタの駆除などに使われる予定だ。

 韓国外交部の関係者は「政府は国際社会の責任ある一員として、自然災害だけでなく多様な人道的危機により苦痛を受ける国と国民に対する国際社会の支援努力に積極的に参加していく」と話した。