Sony

次世代ゲーム機PlayStation 5の本体デザインが映像配信イベントで公開されて1ヶ月近く経ちましたが、いまだに価格は明かされていません。それはソニーが出し惜しみして焦らしているわけではなく、まだ価格設定に迷っていると推測できる手がかりが報じられています。

海外掲示板Redditユーザーのyouesesbee氏は、世界最大の調査会社ニールセンからと称される調査メールを公開しています。その文面では「新製品(PlayStation 5)の価格は決定していません」と述べた上で、標準モデルおよび光学ドライブを省略したエディションの「ランダムな価格」を提示し、その感想を尋ねるものです。

Engadget Japan

その「ランダム価格」は、標準モデルが349ポンド(約4万7000円)でデジタル版が259ポンド(約3万5000円)。前者はPS4 Proの実売価格(4万5000円前後)よりわずかに高い程度であり、PS3 20GBモデル(税込で約5万円)を下回る設定です。さらに言えば仏アマゾンのうっかり掲載から憶測された499ドル(約5万4000円)とも小さくない開きがあります。

「ランダム」の行間を読むなら、より高い価格設定について感想が問われたユーザーもいるはず。そして本当にニールセンが送ったとすれば、ソニーが公式に依頼した可能性が高いと思われます。すなわちソニーは価格設定に広く幅を持たせてユーザーの意見を募り、「この価格なら黙って即買い」と「安売りセールまで待つかな」の境を見きわめているとも推測できるわけです。

とはいえPS5の初年度出荷はPS4よりも絞られるとの噂もあり、あまりに価格が魅力的すぎれば在庫が足らず再び「モノ売るってレベル」騒動が起きかねません。よって物理的に生産できるユニット数や時間の経過に応じた生産コスト削減を織り込んで、当初は高めに設定しておき、段階的に値下げしていく(いつものPSシリーズのパターン)可能性もありそうです。

Source:Reddit

Via:tom’s guide