バレンシアに所属する19歳の韓国代表MFイ・ガンインが契約延長オファーを断ったとスペイン『スーペル・デポルテ』が報じている。

 今季、イ・ガンインはリーガ・エスパニョーラで13試合に出場しているが、先発出場はわずか2試合にとどまっている。記事によると、バレンシアからの契約延長オファーを拒否し、今夏の移籍市場でクラブを離れたいという意向を伝えたという。

 イ・ガンインが出場機会を求め、今夏の移籍を熱望していることは以前から伝えられていた。報道によると、バレンシア側は希望売却額を8000万ユーロ(約97億円)に引き上げたようだ。

 イ・ガンインは昨年5〜6月にポーランドで行われたU-20W杯で2ゴール4アシストの活躍で韓国を準優勝に導くと、大会MVPにあたるゴールデンボールを受賞していた。当時はユベントスやアヤックスからのオファーも届いていた。『スーペル・デポルテ』は順風満帆だった1年前を振り返り、「出場時間を確保できず、彼はバレンシアで幸せではない」と現状を指摘している。

 6月18日に行われた第29節レアル・マドリー戦(●0-3)では途中出場から今季2度目の一発退場。“3度蹴り”を見舞う蛮行により、投入からわずか12分後にピッチを去っていた。