冨士石油(株)(TDB企業コード:090017646、資本金1000万円、北海道浦河郡浦河町築地2-2-10、代表小林司氏)は、7月2日に事業を停止し、事後処理を平山誠弁護士(北海道浦河郡浦河町大通3-53浦河ショッピングセンターMio2階、浦河ひまわり基金法律事務所、電話0146-22-7560)に一任、自己破産を申請する予定。

 当社は、1962年(昭和37年)12月に設立。国道沿いに位置するガソリンスタンドを経営するとともに、船舶用の重油卸なども手がけていた。1991年には6億円を超える年売上高を計上したが、競合激化と船舶の減少などもあって2019年11月期の年売上高は約2億3700万円にまで減少していた。

 この間、経費削減などで運営を維持していたが、今年に入り新型コロナウイルス感染拡大にともなう外出自粛の影響もあり3月以降の売り上げが大幅に減少。今後の見通しが立たず今回の事態となった。

 負債は約1億8000万円。

 道内の新型コロナウイルスの影響による倒産は22社目となった。