2019年に発生した「タピオカ騒動」で芸能活動を休止してきたタレントの木下優樹菜さん(32)が、20年7月1日夕方に活動再開を発表した。

木下さんの所属事務所「プラチナムプロダクション」のウェブサイトに掲載された声明を見てみると、「弊社、木下優樹菜とも、復帰について厳しいご意見があることは真摯に受け止めており、」としつつ、「失われた信頼の回復のため、全力で努力して参ります」と復帰について説明。また、声明の中で木下さんは、

「芸能活動自粛中、沢山のご意見をいただき色んな事を考え、自分自身を見つめ直し反省する日々を過ごしてきました。今はただ目の前の出来る事をコツコツと私らしく頑張っていきたいと思っています」

と、反省の弁を述べている。

「私らしくやってたら問題になったんだから」

「タピオカ騒動」とは、木下さんをめぐって2019年10月に発生したトラブルのこと。木下さんの実姉が勤務していたタピオカ店の店主に対し、木下さんがSNS上で恫喝を行っていたとする画像がネット上に拡散。これに対し、木下さんは事実関係を認めて謝罪し、11月18日に活動休止を発表した。

それから約7カ月半となる20年7月1日に発表された木下さんの活動再開だが、事務所の声明にもある通り、木下さんへの風当たりは非常に強い。ネット上ではツイッター上を中心に木下さんの復帰を良しとしない声が続々と上がっているが、その中でも多いのが、木下さんのコメントを引用しつつ、活動再開に反対する声だ。

あるツイッターアカウントは「『私らしく頑張っていきたい』 そこやそこ。ぜんぜん反省してないやん」と、木下さんのコメントに含まれていた一節を指摘しつつ、反省が足りないと指摘。また、別のアカウントも「私らしくやってたら問題になったんだから変えなきゃダメだろ」と、やはり、同じ箇所を挙げつつ、そこが非常に良くないと指摘している。

「私らしくじゃなくて心を入れ替えてだろよ」

木下さんについては、騒動の際に流出したSNSの画像の中で、タピオカ店の店主に対して「いい年こいたばばあ」「弁護士たてて、法的処理、いくらでもできるから」「事務所総出でやりますね」といった強烈な言葉遣いのメッセージを送っていたことが判明。そのため、これらのメッセージが、それ以前に木下さんがテレビ出演の際に見せていたガサツなキャラクター通りであるとの反応が視聴者の間に広がり、「木下優樹菜、やっぱりイメージ通りだな」といったツイートがあふれるなどした。

このため、活動再開の発表に対しては上記のもの以外にも、「私らしくって、これからも恫喝を続けるとの意思表示か?」「私らしく(頑張っていきたいと思っています)じゃなくて心を入れ替えてだろよ」といった、木下さんの本心があらわになっているのではないかとする声が噴出。他にも、「私らしい恐喝するの...?」「またなんか勘に触れたら事務所総出で出るとこ出るとか言いそうだし、恐怖でしかない」と、木下さんへの嫌悪感をあらわにする声が多数上がる事態となっている。

もちろん、その一方で、「まあ厳しいと思うけど頑張れ」「皆さん、悪く言い過ぎだよ 木下優樹菜頑張れ」といった、活動再開を支持するとの声も上がっているのも事実。大嵐の中での活動再開となった木下さんに対しては、今後はこのような声を少しづつでも増やしていくための不断の努力が必要になるだろう。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)