6月27日、元ヴィッセル神戸のDF那須大亮氏のYouTubeチャンネルに、昨年神戸で現役を引退したFWダビド・ビジャが登場。元スペイン代表に訊いた「Jリーグで凄いと思った選手」をポジション別に4名紹介している。

 スペイン代表では2010年南アフリカ・ワールドカップで初優勝を経験し、代表歴代最多得点記録(59得点)も持つビジャは、昨シーズンから神戸に加入。抜群のタイミングで裏へ抜け出す動き出しと、多彩なシュートテクニックで観客を沸かせ、リーグ戦28試合に出場して13得点を記録した。

 動画では冒頭に那須氏が企画内容を説明すると、ビジャは「特に日本人選手に対して今回選ばせてもらいました。すごく良い選手がたくさんいた」と難しい選出になったことを明かし、日本人選手を絶賛している。

 GKから順に選出し、昨年J1制覇まであと一歩に迫ったFC東京の2選手や、神戸でチームメイトだった日本代表MFらをチョイス。それぞれの選出理由とともに紹介している。
 
 FWでは昨シーズンMVPと得点王のダブル受賞を果たした横浜の仲川輝人をセレクトし、イングランドのチェルシーに所属するスペイン代表FWペドロ・ロドリゲスにプレースタイルが似ていると称賛。「前線の選手として必要な能力を兼ね備え、まだ若く、今後もまだまだ伸びていく可能性を秘めている」と評価した。

 対談の途中には、番外編として「毎日対戦していて嫌なDFはいませんでしたか?」と尋ねるとビジャが笑顔を見せ、「(那須)大亮さんとトレーニングで対戦するときは苦戦しました」と昨年チームメイトとしてプレーした那須氏を絶賛する場面もあった。

 最後には、ビジャが自宅に飾るこれまで獲得したタイトルメダルの紹介や、日本のファンへ「非常に自分を大切にしてくれたという事がずっと頭に残っています」との感謝のメッセージも。

 動画を見たファンからは、「相手にしっかりと敬意がある本当に大好きな選手」「本当に感謝しかない」「いい人だなぁ」など、日本サッカーにしっかりと向き合うビジャの姿勢を絶賛するコメントが多く寄せられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部