「金曜ロードSHOW!」視聴者リクエスト企画第2弾として3週連続放送の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ、いよいよ完結編のPART3が今週金曜夜9時放送される。今度は100年前の大昔にタイムスリップ!PART3をより楽しく見るポイントは?

■ポイント1:1人で何役!?登場人物に注目!

主人公マーティ役のマイケル・J・フォックスは、PART2では“未来のマーティ”、“未来の息子役”、“未来の娘役”と1人4役を演じた。PART3では“100年前の祖先役”も演じる。

主人公の母親役のリー・トンプソンは、PART1では“現在(メイクで加齢)”と“ハイスクール時代”、PART2では“ビフの妻”を演じたが、PART3では同じく“祖先役”でも登場する。

主人公の父親の天敵ビフ・タネン役のトーマス・F・ウィルソンは、PART1では“父親の会社の上司”と“ハイスクール時代”、PART2では“30年後の老け役”、“歴史が変わってしまった1985年での大富豪役”も演じた。PART3では“町の荒くれ者”として再び、主人公マーティの前に立ちはだかる。

またPART1・PART2でスキンヘッドの厳格なキャラクター、“ストリックランド教頭”を演じたジェームス・トールカンもある役で再登場。厳格なキャラクターはそのままだが、スキンヘッドではないので意識して見ないと見過ごしてしまうかもしれない。“ストリックランド”という特徴ある名前に注意してみよう。


【画像】まさかの美少女に!マイケルが演じたマーティの“娘”

■ポイント2:2度ある事は3度ある!?天敵ビフが堆肥の山に突っ込むお約束シーンは?

PART1では、主人公マーティをつかまえようと車で追いかけるハイスクール時代のビフが、最後は堆肥の山に突っ込んでしまい、マーティを取り逃がすというシーンがあった。

PART2でも、車を運転するビフがマーティとスポーツ年鑑(物語のキーとなっているグッズ)を奪い合うシーンで、最後はやはり堆肥の山に突っ込んでしまった。PART3の舞台となる1885年はまだ自動車はないが、2度ある事は3度あるのか?注目してみよう。

また「腰抜け!」と言われるとキレてしまうマーティの姿もこれまで度々登場したが、今回もこのセリフが登場する。その時マーティが取る行動は?

■ポイント3:未来のスケボー・ホバーボードが物語の鍵を握る!

PART1の1955年の世界では、主人公マーティがキャスター付きの台車をスケボー替わりに利用していたが、PART2の2015年の世界では、“宙に浮かぶスケボー”として「ホバーボード」が登場した。主人公マーティが天敵ビフの孫・グリフから逃げる際に大活躍したアイテムだが、100年前にタイムスリップする際にタイムマシンのデロリアン号に何げなく積んでおくシーンが登場する。実はこれが大きな伏線になっている。1855年の世界で、伏線がどう回収されるかは是非リアルタイムで確認してみよう。

■ポイント4:時計台の歴史に注目

1985年では故障して止まった状態で登場する時計台だが、実はその故障の理由が、マーティが1955年から30年後に戻ろうとした時に利用した落雷が原因だったという因縁の建物。この時計台の歴史も明らかになるので注目だ。

■ポイント5:主人公マーティの彼女と30年後のマーティ

最後は、PART2の前半にサラっと出てくるので忘れがちだが、覚えておくといいポイント。PART2の冒頭では、マーティは彼女と2人でドライブデートに行く直前だった。そこへ未来から戻ってきたドクが現れ、ドクの誘いでマーティは彼女と一緒に30年後に向かうデロリアン号に乗せられる。ところが道中で足手まといに感じたドクが彼女を眠らせてしまう。彼女はPART3の後半に再び登場するが、その間、彼女はずっと眠っていて記憶もあいまいになっているという事を留意しておこう。

また30年後の2015年では、「マーティは交通事故でけがして仕事もクビになり、決して順風満帆な未来を送っているわけではない」という事も頭に入れておこう。これを覚えておくと、ドクの名セリフ「未来は自分で切り開くもんなんだよ」がより響いてくるようになるかも…。

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