「豊島園庭の湯」は営業を継続します。


としまえん」の正門(画像:西武鉄道)。

 西武鉄道は2020年6月12日(金)、同社が所有し子会社の豊島園が運営する遊園地「としまえん」(東京都練馬区)について、8月31日(月)をもって閉園すると発表しました。

「としまえん」を中心とした一帯は、1957(昭和32)年に都市計画公園「練馬城址公園」の指定を受け、2011(平成23)年には避難場所や防災拠点となる公園・緑地の整備促進の観点から、東京都より2020年度までの10年間で優先的に整備する「優先整備区域」に指定されています。西武鉄道は12日(金)、都を含めた関係者と「都市計画練馬城址公園の整備にかかる覚書」を締結しました。今後跡地には『ハリー・ポッター』のテーマパークなどが整備される計画です。

「としまえん」は1926(大正15)年に開園。園内の遊戯施設では、日本最古で、世界的に見ても最古級といわれるメリーゴーラウンド「カルーセルエルドラド」などが知られています。

 同園は新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休園中ですが、対策を講じたうえで13日(土)から「あじさい園」のみ営業を再開。さらに15日(月)から遊園地全体(プール除く)の営業を再開する予定です。

 西武鉄道は「開園以来長きにわたり、地域の皆さまから支えられ、そして大変多くのお客さまにご来場いただきましたこと、深く御礼申し上げます」としています。

 なお、隣接する温泉施設「豊島園庭の湯」の営業は、9月1日(火)以降も継続されます。