意表を突かれた投手、一塁手、カバーに入るはずの二塁手は誰一人として反応できず…

 ソフトバンクの甲斐拓也捕手が5日、甲子園球場で行われた阪神との練習試合に「8番・捕手」で先発出場。8回、1死二塁の場面で“いぶし銀”のセーフティバントを決めた。

 8回、栗原の適時打で2点リードとした直後の第4打席。ヒッティングの構えから投球の瞬間にバットを寝かせ、絶妙な位置にボールを転がした。意表を突かれた投手、一塁手、カバーの二塁手を含め誰一人として反応できないなか悠々と一塁に駆け抜けると、ベース上で不敵な笑みを浮かべた。

 強肩だけじゃない俊足も披露した甲斐に、ベンチの工藤監督もマスク越しに満足げな表情。開幕へ向け準備万端といったところか。(Full-Count編集部)