テレワークが増えておうちご飯の機会が増える中、うどんに市販のタレを和えるだけの簡単な「まぜ麺」で食事を済ませようという忙しい人も最近は少なくない。中でも飲食店のクセになる味わいが激売れしており話題になっている。今回は金沢カレー発祥の「ゴーゴーカレー」と、名古屋名物「赤から」のまぜ麺を使って両店の看板メニューを自宅で再現! 自宅にいながら“あの味”を思い出して、少しでもお店に行った気分で楽しんでみよう。今回は店がオススメする特別レシピも大公開!

うどんにタレを和えるだけのまぜ麺。両方ともスーパーなどで市販されている

国内だけで80店舗弱、アメリカ10店舗などを展開している「ゴーゴーカレー」と言えばドロリと濃厚なクセになるカレー。金沢カレーブームの火付け役として知られている。同店では様々なレトルトカレーなどもネット販売しているが、同社広報の北口静祐さんによると、「例年に比べ、レトルトカレーのバラエティセットや、選べる5個セット、選べる10個セットといった商品の売れ行きが伸びています。巣ごもり生活の手軽な食事に“まとめ買い”していただいたのだと思います」とのこと。

2020年2月に発売以来、好調な売れ行きで、特に4月以降は激売れしているという「ゴーゴーカレー監修 カレーまぜめんの素」(2人前・標準小売価格 220円税抜き/寿がきや)で、さっそく「ゴーゴーカレー」再現メニューを作ってみた。北口さんは「再現メニューとして楽しむには、やはりソースをかけたロースカツは必須しょうね。唐揚げとかでも美味しくいただけますよ」とアドバイス。

ロースカツと千切りキャベツをのせて再現。右が実際のメニュー

茹でたうどんを専用の香ばしいタレで和えて、ロースカツと千切りキャベツをトッピング。タレには玉ねぎが入っていて甘さもあり、カレーの香ばしさとトンカツの旨味がよく合う。お店で味わう白飯のカレーに比べ、うどんは喉ごしがいいので軽くスルッと食べられるので、これから梅雨から夏にかけて食欲減退の日にもオススメかも。

さらに北口さんは「店舗ではチーズやマヨネーズのリクエストが多いので、これらをタレに加えても美味しいですよ」と教えてくれた。茹でたうどんにタレをかけ、パルメザンの粉チーズとマヨネーズをそれぞれ小さじ1ずつ加えて和え、最後に中央に卵黄を落としてパクチーを飾ってみた。

タレにはクミンやクローブなどのスパイスが使われているようでとても香り豊か。パクチーの風味と好相性だ。チーズやマヨネーズ、卵黄を加えることで辛味がまろやかになり、卵黄で“味変”しながら楽しく味わえる。これは辛いのが苦手な方にも特にオススメだ。

次は全国に約270店舗を展開している名古屋発の居酒屋「赤から」。同店の看板メニュー「赤から鍋」は、特製赤から味噌で作ったコクのある真っ赤なスープに、つくねや国産牛ホルモン、もやし、豆腐などたっぷりの具材が入ったアツアツ鍋だ。「赤から鍋」の辛さは0〜10番から選べるので激辛ファンも多い。

「赤から鍋」はニラ・油揚げ・豚肉などが入ってボリューム満点

3月〜8月までの期間限定で販売されている「赤からまぜめんの素」(2人前・標準小売価格250円税抜き/イチビキ)には特製タレの他、自分で辛さを調節できる辛みたれと、トッピング用の海苔が入っている。同商品の今年3〜4月の売れ行きは前年比120%で、一時期、品薄状態にも。6月から発売再開されたところだ。

同社・広報の鈴木智之さんは、「まぜ麺の素以外にも、『赤からもつ煮込み』(メーカー希望小売価格 250円税抜)や、自宅で楽しめる赤からスープ『赤から鍋スープ3番』が前年比約150%も売れています」と説明する。

赤からまぜ麺に油揚げやもやし、豚肉などおなじみ具材ををトッピングして再現

鈴木さんは「再現メニューにはやはり豚バラ肉、もやしとニラ、油揚げは欠かせないでしょうね」とアドバイス。さっそく茹でたうどんに特製のタレを絡めて器に盛り、茹でたもやしとニラをトッピング。豚バラ肉は茹でて、別添の辛みたれ(お好みの分量)で和えてから盛った。油揚げはフライパンで軽く表面を焼いて、香ばしくカリカリにすると美味しいが、電子レンジで加熱して簡単に温めるだけでもいいだろう。最後に海苔と万能ネギをトッピングすればできあがり。

それぞれの具材の食感や風味を楽しみながらかき混ぜて食べると、今どきの“汁なし辛麺”が楽しめた。筆者は別添の辛みたれを全て使用してみたのだが、最初は余裕で食べられたが、食べ進めるうちに辛さが口の中に蓄積してきて、最後は唇がヒリヒリ、額にはじんわりと汗がにじんだ。

「赤から鍋」で一番注文が多いのは3番スープの辛さだそうだが、おそらく別添の辛みたれを全く使わないと3番スープくらいの辛さで、辛みたれ半量を加えると7〜8番くらい、全量を加えると10番くらいの辛さになるようだ。辛みたれ全量を使うと、「赤から鍋」10番スープ並みに旨辛の後に爽快感まで得られるからクセになる。

冷やし赤からそうめんにチーズをのせてカッペリーニ風に

さらに鈴木さんは「赤から鍋でもそうですが、辛さを和らげるためにチーズをトッピングされる人が多いので、まぜ麺にチーズでも合いますよ」と教えてくれた。今度は冷やしそうめんにタレと別添の辛みたれ(好みの分量)を加えて和え、上にモッツァレラチーズや黄パプリカ、ラディッシュのスライスやリーフ野菜などをトッピング。

旨辛味のそうめんは10番スープ並みに辛いのだが、甘みもあって、モッツァレラチーズのまろやかさが包み込んで、確かに辛みが和らいだ。黄パプリカなどフレッシュ野菜をのせると食感も良く、うどんよりも冷やしそうめんの方がスルスルと食べやすい。「赤から」の夏メニュー「氷鍋」のように、茹でたエビなどをのせても美味しそうだ。これからの暑くなる季節に冷製カッペリーニ風に楽しむといいだろう。

「赤から」では期間限定メニューとして「黒から」も提供しており、「黒からまぜめんの素」も販売されている。こちらは焦がしにんにくの黒マー油が効いたガツンとした旨さが特徴で、見た目も真っ黒。インスタ映えするまぜ麺になりそうだ。緊急事態宣言が解除されても、外出自粛がまだしばらく続くという人は多い。飲食店に出かけられなくても、行った気になるチェーン店のお手軽まぜ麺の素は、麺に混ぜるだけで簡単に作れる。流行りの“汁なし”まぜ麺生活で、楽しく過ごしてみよう。