TWICEの新曲『MORE & MORE』のミュージックビデオに盗作疑惑が浮上し、所属事務所JYPエンターテインメントがこれに対して「円満に解決する」と明らかにした。

【写真】TWICEのヒット曲『FANCY』にMV盗作疑惑

造形芸術作家のデイヴィス・マッカーティー(Davis McCarty)氏は最近、自身のSNSを通じて「TWICEが私の造形物を盗用してミュージックビデオを作った」と主張。「『MORE & MORE』のミュージックビデオはすでに再生回数1500万回を超えており、これは芸術に対する露骨な著作権侵害だ」と伝えた。

彼が盗作を主張したのは、『MORE & MORE』のミュージックビデオ内に登場するカラフルで巨大なオブジェだ。

ミュージックビデオ内では、TWICEが問題のオブジェを背景に踊る様子が公開されており、マッカーティー氏はこのシーンに登場したオブジェが自身の作品だと主張している。彼は2018年4月15日にアメリカで、Pulse Portal(パルスポータル)というタイトルをつけて当該の作品を展示したという。

現在は当該のSNS投稿が削除されている状態だが、実際に彼の作品とミュージックビデオ内に登場するオブジェは酷似しているようだ。

『MORE & MORE』のミュージックビデオ
デイヴィス・マッカーティー氏によるSNS投稿

これを受けた所属事務所JYPエンターテインメントは6月3日、「『MORE & MORE』に登場するセットの一部が既存作品と類似しているという事実を、同日午前に確認した」とし、「ミュージックビデオの制作会社には、既存作品を手掛けたクリエイターとの話し合いを通じて問題を解決してほしいと要請した」と公式的な立場を示した。

同事務所はさらに「本社としてもアーティストの作品をリリースする会社で、今後こうしたことがないよう検証システムを補完する予定」とし、今回の論争について改めて謝罪した。

TWICEは6月1日にミニアルバム『MORE & MORE』をリリースしてカムバック。表題曲は公開直後から爆発的な反響を呼び、韓国の主要音楽チャートで1位を独占している。