書道で目標を書いたら、一瞬で矛盾してしまった―。

そんな投稿が、ツイッターで話題を呼んでいる。いったい、どういうことなのか。こちらの画像をご覧いただければ、皆さんも一発で意味がわかるはずだ。


「性」の字が...(画像はsora.F(@13237sora)さん提供)

こちらは、ツイッターユーザーのsora.Fさんが2020年5月29日に投稿した写真だ。

白い紙に書かれた「計画性」という漢字は、「性」の字だけ、尻すぼみ。「まるで計画性がない!」とツッコミ待ちな1枚である。

この投稿を見たユーザーからは、ツイッターで

「『無計画』と書けば、正しいのに...」
「人生行き当たりばったりな事もあるよ...多分...」
「その計画性の無さも味が出るってことですね!」

と、案の定ツッコミの声が寄せられている。

「計画性をもって課題をこなしたいと思い...」

6月1日、Jタウンネットが投稿者のsora.Fさんに詳しい話を聞いてみると...。

大学3年生で、20代男性だという彼。授業がオンライン上で行われるようになり、多くの授業でレポート課題が出されるようになったという。

「毎日がレポート締め切り日という生活を暮らす中で、もっと計画性をもって課題をこなしたいと思い、一筆したためて気合を入れようと試みました」(sora.Fさん)

書に挑戦したのは5月29日、場所は自宅だという。筆者も大学生だった頃は、課題に追われる日々を過ごしていたが...。書で目標を立てることはなかった。

書が趣味なのだろうか。彼によれば、そうではないとのこと。習字セットを用いたのではなく、レポート用紙に筆ペンで記した「インスタント書道」だそうだ。

「計画性」と書いたが、「性」の字が小さくなってしまったことについて、

「なんともスピード感のある自己矛盾が誕生し、思わず笑ってしまいました。あまりの皮肉に、自らを和製バンクシーと名乗ってよいのではないかと思いました」

と話す。投稿が反響を呼んだことについて、こう述べた。

「ここまで話題になるとはまさに『計画外』でした。計画性なく日々を過ごしていた方の励ましになることができ、大変嬉しく思います。
記事をRTしてくれた方の中から抽選で1名様に『計画性』原本を差し上げます。奮ってご応募ください」

ちなみに、彼は取材の中で、「就活助けてください」とこぼしていた。計画性を持って、就職活動を...!心から頑張ってほしいと願う。