「自分の作るごはんやつまみに飽きてきた……」

 そんな悩みを抱える方必見! 少ない材料で作れるお手軽レシピを酒場ライターのパリッコさんに教えていただきました。

 いつも食べているなじみの食材もパリッコさんの手にかかれば新鮮な味わいに!

 マンネリ問題も軽やかに解決してくれますよ。

新鮮な生マッシュルームをふりかけに

 キノコは基本的に火を通して食べるものと認識していたのですが、何かの本で読んだんだったか、新鮮なマッシュルームは生でも食べられるということを知ったときは驚きました。

 それ以来、虎視眈々とそのチャンスを狙っていた、というと語弊があるか。とにかく、いつかは食べてみようと思いつつ、なんとなくその機会がこないでいました。もしかしたら、気持ちのどこかにまだ、キノコの生食に対する抵抗があったのかもしれません。

 ところが、とあるレシピ本に載っていた、生マッシュルームにオリーブオイルとパルメザンチーズをあえた「マッシュルームのカルパッチョ」の写真を見たらもうたまらなくなった。よし、今日食べてみよう! と決意した。

 その晩さっそく試してみると、力強い大地の香りを感じるような風味と味の濃さ。それから、サクサク、ギュギュっとした食感がおもしろく、確かに美味しい。

 それ以来、たまにサラダなどに加えて食べていたのですが、あるとき突然、こいつでご飯を食べてみてはどうか? と思いつきました。

 細かく刻んだ生マッシュルームに、オリーブオイル、粉チーズ、こしょうを混ぜれば「生マッシュルームふりかけ」のできあがり。

 これをバター醤油ご飯にかけ、よ〜く混ぜて食べてみたところ、濃厚なコクと塩気とともに、口いっぱいに生マッシュルームの香りが広がり、なんだかものすごく高貴なものを食べているような気分になれました。

 このふりかけ、使い勝手がとても良くて、いつものサラダに加えればちょっぴりリッチな味わいに。

 また、水切りしてスライスした豆腐にたっぷりと乗せ、塩少々をふり、さらにオリーブオイルを回しかければ、おしゃれな洋風冷や奴になり、ワインとの相性も抜群です。

 ぜひ、あれこれ試してみてくださいね!

「生マッシュルームふりかけ」の作り方

■材料

・生マッシュルーム:2〜3個
・オリーブオイル:適量
・粉チーズ:適量
・こしょう:適量

■作り方

(1) 生マッシュルームは石づきを切り落とし、をみじん切りにする。
(2) そのほかの材料を好きなだけ加え、混ぜる。

温かいごはんに、バター、醤油を各適量かけて、そのうえに「生マッシュルームふりかけ」をたっぷりのせて混ぜると、さらにおいしい!

パリッコ

1978年東京生まれ。酒場ライター、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカー、他。酒好きが高じ、2000年代後半よりお酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書に『つつまし酒 懐と心にやさしい46の飲み方』(光文社新書)『酒場っ子』(スタンド・ブックス)『ほろ酔い! 物産館ツアーズ』(少年画報社)、スズキナオ氏との共著に『“よむ”お酒』(イースト・プレス)『酒の穴』(シカク出版)『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(Pヴァイン)など。
Twitter:@paricco

文・撮影=パリッコ