小池都知事が、ここまで強気なのにはワケがある。7月5日投開票の知事選で、すでに“再選が確約されている”というのだ。

「小池さんと対立関係にある自民党都連は当初、対抗馬の擁立を目指し、都内選出の丸川珠代参院議員や元テニス選手の松岡修造、鈴木大地スポーツ庁長官らを担ごうとしたが、いずれも失敗したのです」(同)

 国がイラストや文字を使ったシンプルな啓発CMを流しているのに対し、東京都はわざわざ小池都知事本人が出演するCMを作成。「都民の命を守る」という大義名分で、コロナを最大限に政治利用しているが、実は政府側にも同レベルの“はしゃぎっぷり”を見せている御仁がいる。

「コロナウイルス対策を担当する西村康稔経済再生相(57)ですよ。灘中高、東大から旧通産官僚を経て政界入りしたエリートですが、当選3回で自民党総裁選に立候補したり、ベトナム訪問時にカラオケクラブの女性3人をホテルに持ち帰ったとされる“文春砲”を喰らったり、何かとひんしゅくを買うだけの存在だったのが、急に知名度が上がって嬉しさを隠しきれないご様子。それがテレビ画面を通じて国民にバレてしまっているので、自民党内部からも批判の声が上がっています」(政治部デスク)

 お2人には、この一言を。
「ステイ、執務室」
 ご自身の売名より、対策を優先していただきたいと存じます。