[画像] アーセナルが選手、監督及び主要コーチ陣の給与12.5%カットを発表…プレミアでは初

 アーセナルは20日、トップチームの選手と監督、主要コーチ陣の給与削減に合意したことをクラブ公式HPで発表した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でリーグ戦が中断する中、多くのクラブが財政的な問題に直面している。その中でアーセナルは選手及びスタッフの年間所得を12.5パーセント削減することを決定した。その一方、今後チームが定めた目標を達成した場合には事前に決められた額を返済することも合わせて発表している。

「この先のシーズンで、主にピッチ上での成功につながる具体的な目標を達成すれば、クラブは合意した金額を返済する。これらの目標を達成すれば、選手たちはその目標に直接影響を与えることができるので、クラブの財務体質は強化されて返済することができる」

「この契約は、我々が2019−20シーズンを終えて放送収入を全額受け取ることを前提にしている」

「歴史上最も困難な時期にクラブやコミュニティ、人々を支援するために団結した選手やスタッフを誇りに思い、感謝している」

 プレミアリーグのクラブではサウサンプトンやウェストハム、ワトフォードがすでにトップチームの給与支払いの延期を決定していたが、給与削減を決定したのはイングランドでアーセナルが初のクラブとなった。

 当初プレミアリーグのクラブは選手に対し、他の職業を守るためとして30%の給料削減を求めたものの、プロサッカー選手協会(PFA)は納税額が減ることを憂慮しこれに反発。先日には選手主導の取り組みとして、新型コロナウイルス対策支援の寄付金を適切に分配するための基金『#PlayersTogether』の設立を発表していた。