クロス・マーケティングは4月7日、関東1都3県の居住者を対象とした「家での過ごし方に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2020年3月28〜29日、調査対象は埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県に在住する20〜69歳の個人で、有効回答は1,000人。

○強制的に制限された行動、「旅行」が最多

左:強制的に制限された行動TOP5、右:任意で制限した行動TOP5


趣味や好きなことのうち、直近1カ月で強制的に制限された行動を尋ねると、「旅行」が30.2%でトップ。次いで「ショッピング」が29.7%、「外食」が27.6%、「映画鑑賞」が23.6%と続いた。

同じく趣味や好きなことのうち、直近1カ月に任意で制限した行動を聞くと、「任意で制限した行動はない」が圧倒的に多く34.5%。男女別にみると、女性より男性の方が「任意で制限した行動はない」と答えた割合が高く、男性40.2%、女性29.4%と約10ポイントの差がついた。

外出制限によりプラスになったと思うことは、1位「今までよりお金を使わなくなった」(37.4%)、2位「のんびりすることができた」(34.6%)、3位「家族や同居人との時間が増えた」(24.5%)となった。

反対にマイナスになったことでは、「運動不足になった」(49.8%)と「ストレスが溜まった」(46.2%)が半数近くを占めた。また、「今までより余計にお金を使った」と答えた人も9.7%おり、その理由として「在宅勤務や休校などで食費や光熱費が上がった」、「ストレス発散で買い物をしてしまう」、「衛生用品の値上げや備蓄でお金がかかった」などの声が多く寄せられたという。

直近1カ月のうち家で行う時間が増えたものでは、「テレビを見る」が最も多く50.2%。次いで「家の掃除や片付け」が27.7%、「料理を作る」が27.6%と続き、家事に充てる時間が増えている様子がみられた。

また、今後やってみたい家での過ごし方は「筋トレやストレッチ」(21.5%)が最も多く、外出制限でのマイナス要因である、運動不足やストレス解消のために行いたいと思う人も多いとみられる。次いで、「家の掃除や片付け」(18.6%)、「読書をする」(17.2%)、「勉強」(14.4%)、「映画を観る」(13.0%)と続いている。

今後やってみたい家での過ごし方