新型コロナウイルスの影響により、外食もままならない状態が続いています。こんなご時世ですが、今回はマルハニチロ株式会社が毎年調査している「回転寿司に関する消費者実態調査」をご紹介。回転寿司のテイクアウトを利用して家で楽しむのもアリですし、終息したら思い切り楽しむためのイメトレにぜひご活用を……。

回転寿司の一番人気はサーモン!しかし3貫盛りでの人気は……

ところで皆さんは、回転寿司で平均何皿くらい食べていますか?同調査によるとボリュームゾーンは「5皿〜9皿」(43.5%)や「10皿〜14皿」(38.7%)あたりで、男女あわせた平均は9.5皿となっています。男女別だと男性の平均は11.1皿で、女性は7.9皿です。

また「回転寿司に行った際によく食べているネタ」の上位5つは、以下の通りとなっています。

よく食べているネタ

1位 サーモン……47.3%

2位 マグロ(赤身)……33.5%

3位 マグロ(中トロ)……29.8%

4位 ハマチ・ブリ……28.3%

5位 エビ……27.9%

一番人気は「サーモン」。これは男女別での集計でもそれぞれ一番人気で、回転寿司の王様といえばマグロではなくサーモンといえそうです。

その一方で興味深いのは、同調査による「回転寿司店にあったら嬉しいと思う3貫盛りの組み合わせ」のアンケート結果。回転寿司は通常同じネタが2貫セットで提供されますが、多くの3貫盛りは別々のネタが3つセットで楽しむことができます。その結果はこちら。

リーズナブルな光り物が4位にランクイン。それだけ隠れファンが多いということでしょうか?

圧倒的1位を獲得したのは「マグロ(赤身)・マグロ(中トロ)・マグロ(大トロ)」の3貫盛り!そして2位と3位もすべてマグロ尽くしとなっており、いかにマグロが好きな日本人が多いかよくわかる結果となりました。4位は「サンマ・アジ・イワシ」の光り物セットがランクインしており、回転寿司の王様であるはずのサーモンはようやく5位に登場。3貫セットとなると、サーモンはイマイチ人気が上がらないようです。

サーモンは大トロに手が届かない庶民の強い味方

なぜこのような結果となったのでしょうか?そのカギとなるのは、同調査による「回転寿司店に行った際に、我慢することが多いネタ」のランキング。その結果は次の通りです。

圧倒的1位は大トロがランクイン!100円寿司ではさすがに大トロは厳しい?

「マグロ(大トロ)」が全体と男女別ランキングの1位を独占!そして「マグロ(中トロ)」が全体と女性部門では3位、男性部門では2位に入っています。つまり日本人にとって回転寿司でも、マグロの大トロと中トロは高嶺の花!だからこそ3貫盛りに入っていて欲しいと願う人がこれだけ多いのです。逆に我慢することが多いネタでサーモンはランク外。裏を返せば我慢する必要がないほどコスパが良く、満足感も高い超優良なネタといえそうです。

あって当たり前のサーモン。なくなったら絶対困る!

ちなみにサーモンは未就学児親による「子どもが好きなネタ」で3位(1位玉子、2位納豆)、小学生親による同調査では堂々1位を獲得しているそうです。夢の3貫盛りには入らなくても、回転寿司を支えている王様はやはりサーモン!当たり前のことの尊さが身に染みるこのご時世、サーモンがいつまでもリーズナブルで安定供給が可能な時が続くことを願います。

【調査概要】
調査主体:マルハニチロ株式会社
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする全国の15歳〜59歳の男女で、月に1回以上回転寿司店を利用する人
調査期間:2020年3月3日〜3月9日の7日間
調査方法:インターネット調査
有効回答数:3,000サンプル(内訳:男性1,500名、女性1,500名)
実施機関:ネットエイジア株式会社