ついに芸能人にも感染者が出て、もはや誰が感染してもおかしくない状況となっている新型コロナウイルス。 

【一覧表】《新型コロナ》行っていい場所・ダメな場所20

 世界的にはサッカー選手などスポーツ選手の感染例は早くから出ていたが、日本のプロ野球選手にも感染者が出始めた。阪神タイガースは3月27日、藤浪晋太郎投手、伊藤隼太外野手と長坂拳弥(けんや)捕手の3選手に陽性反応が出たことを発表した。会見した揚塩健治球団社長によると、食事会に参加したのは12人で、藤浪ら3人以外に4選手、総勢7人の選手が参加していたという。

 発売中の『週刊文春』(4月9日号)によれば、この食事会の主催者は阪神の主力選手のタニマチ。食事会が開かれた場所は大阪・梅田駅近くのタワーマンション。参加者はほかに北新地のクラブのママやホステスがいたという。そして彼らの感染が発表された翌日と翌々日、食事会に参加していた女性3人の感染が発表された。

禁止令に“効果はない”

 つまり、食事会と称した“合コン”だったようなのだが、『FRIDAY』(4月17日号)によれば、女性は入れ代わり立ち代わりでバラバラに現場を訪ねていたという。

 当時、コロナ感染を実名で公表した藤浪に、ダルビッシュ有は

《情報収集している証拠やし、自分の身体に敏感な証拠。関係者の感染リスクもかなり抑えられたはず》

 とツイッターで賞賛。また《こういう初期症状もあるということをわかっていただく機会にもなるのではと彼が言った。勇気をもって報告してくれた》と揚塩社長が彼をヒーロー扱いした。

 いやいや、そんなことじゃないでしょう。そもそも“不要不急”の外出をしないようにといわれている状況でこんな食事会を開いている彼らを持ち上げていいものだろうか。

 案の定、ネットでは非難の声があがっている。

 野球選手は本当に“合コン”が好きが多い。サッカー選手もよく合コンをしているイメージがあるが、野球選手のほうが歴史は古い。写真週刊誌が創刊されて30年以上たつが、スポーツ選手の張り込みネタは圧倒的に“合コン”だ。野球選手が週刊誌に載るときは8割型“合コン現場”を撮られたといったケースが多い。

 案の定、オープン戦が終了した翌日の3月16日、埼玉西武ライオンズの金子侑司選手が六本木でグラビアアイドルたちと合コンにいそしんでいたのを『FLASH』(4月14日号)にキャッチされている。

 キャンプ終わりやオープン戦のあたりは時間に余裕があるせいか、彼らの合コン頻度はグッと上がる。その時期になると週刊誌は選手の張り込みに力を入れるわけだ。そしてヒットする確率はかなり高く、特に週刊誌を刊行している出版社のある東京を離れると、警戒もかなり薄れる傾向にある。しかしさすがにこの時期はまずいだろう。

 スポーツ紙の記者はこう語る。

「スポーツ選手全般に言えることではありますが、なにせ若くて体力もありあまってますから、彼らのいろいろな“欲”を抑えるのは、正直言って難しい。そのため球団サイドもいろいろ“策”を講じているという話は聞きます。特にこの時期は禁止令を出しているところもあるのですが、効果はないようです」(球団関係者)

 オープン戦も無観客試合であったり、開幕の再延期も決定したので彼らのストレスもそれなりだろう、多少羽を伸ばしたいのもわからなくはない。しかし、今は生死にかかわることになるかもしれないということを肝に銘じたほうがいいのだが……。

「今回藤浪さんらはタワマンパーティーをしていたとのですが、球団のスポンサーであったり、上層部との繋がりからであったりと、プロ野球界はいわゆるタニマチとの繋がりがつきものなんですね。入団すると、自動的にできるといってもいい。必然的に飲みに誘われたりといった頻度増えてくるなかで、もちろん自分たちの“遊びたい”という気持ちもあるのでしょうが、“先輩に誘われると断れない”といった体育会系の風習も残っていますね」(同前)

 今回、複数人の感染者が出たのはそんな業界体質も影響しているのでは?

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌などで取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。