夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回は旦那様がお小遣いを増やして欲しいと言い出したという「うっさ」さんのお悩みです。

◆相談者プロフィール

うっさ(35歳女性)

2歳半の息子がいる専業主婦です。プレ幼稚園で息子が楽しんでいるのを見ると、うれしくも切ない気持ちです。

■ お悩み相談

夫は手取りが約25万円、私は専業主婦をしています。

夫婦の方針として、子どもが小さい頃はできるだけそばにいてあげたいと考えていたので、子どもが産まれたのを機に仕事を退職しました。

子どもが小学校に入ればまた仕事を始めてもよいと思っていますが、あと3年ほどは現状を維持する予定です。

そんな事情もあり、わが家は夫もお小遣い制です。今は毎月3万円を渡しています。

夫はタバコは吸いませんが、ほぼ週一ペースで会社の飲み会があり、それにかかる費用はお小遣いから出してもらっています。お弁当は私が作って持たせていますが、外回りのついでなどに外食をするときの費用は夫持ちです。

私のお小遣いは特に設けていませんが、たまに友人と会ったり、服を買ったりするので、月1〜2万ほど家計から出しています。

最近、夫から「小遣いの額を増やしてほしい」と言われました。

どうやら、会社の同僚から「月3万の小遣いは少なすぎる」と言われたようです。その同僚はお小遣い制ではなく、奥さんに生活費を渡すスタイルで生活していると聞きました。夫も本音はお小遣い制をやめて、そういうスタイルにしてほしいようですが、毎月の振込や貯蓄など、細々したお金の管理が面倒なので強くは言ってきません。

しかし、その同僚の言葉を真に受けて、「小遣いが少なすぎる」「一家の主で、生活費を稼いできているのだから、もっと自由に使っても良いはず」と言うようになりました。「無駄遣いをするつもりはないし、余ったら貯金に回すので出費は変わらない、気持ちの問題」だと主張します。

そんなことを言っていても、自由に使える額が増えればその分出費は増えてしまうと思うので、お小遣いを増やしたくはありません。これ以上増やすと家計も圧迫するし、非現実的だとも思うのです。

しかし、あまりに夫からの増額要求がしつこいので、自分が間違っているのか不安になってきました。月3万円という小遣いの額は少ないのでしょうか。

■ 一般的な指標よりも、現状にあった形を目指してみては

自由に使えるお金のバランスをどう取るかは悩ましいところですよね。

お小遣いの適切な金額については、統計の取り方やどの科目をお小遣いに含むかによってかなり幅があり、家計の状況などによっても変わってくるので、ご相談の情報だけではなんとも言えません。

でも、今の状態のご主人様に家計管理の主導権を渡すのは、おっしゃるようにリスクが高そうです。

そこで、まずは詳細な家計の情報を共有して話し合ってみるのはいかがでしょうか。

実際に家計管理を体験していない方は、今の生活にどれくらい支出が伴うのかという感覚がなく、ともすると非現実的なイメージを抱きがちです。

支出の各項目について具体的な根拠を示しつつ説明することで、現状これ以上のお小遣い増額は難しいと理解してもらえるかもしれません。

それでもなお増額要求をされるようであれば、ご主人様の努力によって支出を削減できればその分増額する、と提案してみるのもよいでしょう。

食費や雑費はうっささんの負担が増えてしまうので、プラン見直しによる固定費削減や、お小遣い以外から支出しているご主人様関連の出費の削減などが対象になります。

ご主人様に家計管理の大変さを実感してもらえますし、うまくいけば思わぬ節約ポイントを発見できる可能性もあります。

家計管理は家族全員の人生に関わるものであり、だからこそ各家庭ごとに正しい形が異なります。

一般的な指標に無理に合わせるよりも、家族みんなが当事者として「自分たちにとって正しい形」を探る方向で考えたほうがいいでしょう。

◆回答者プロフィール

ノラ

家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。(レタスクラブニュース)