欧米人と比べると、日本人の顔立ちは顔の立体感が出にくく、印象がぼんやりとしがち。そこでトライしたいのが【眉メイク】で立体顔を演出すること。それでは、確かなセンスでモデルやタレントから高い支持を得ている人気ヘアメイクアーティスト・岩下倫之さんに、目鼻立ちがよりクッキリとする眉メイクのコツを伝授してもらいます。

▶︎可愛くor大人っぽくの鍵は“眉の長さ”に。第一印象が変わる【眉メイク】鉄板メソッド

 

|眉の位置を“いつもより下げる”のがポイント

(1)眉の中心線を決める



眉の骨組みを作るようなイメージでリキッドタイプのアイブロウペンシルで中心線を描きます。

 

(2)コンシーラーで眉上と眉尻を消す



▲特に眉上の毛がしっかり生えている人は、毛があることで全体の輪郭がボヤけて見えるのでコンシーラーでしっかり消しましょう

眉と目の間が狭いほど顔の立体感が増すので、眉の位置をいつもより下げるようなイメージでコンシーラーを使用して眉上と眉尻部分を消していきます。なお、この時に使うコンシーラーはリキッドタイプやペンシルタイプよりも、よりカバー力があるクリーム系など堅めのテクスチャーのものを選ぶのが◎ 消したい部分をよりしっかりカバーできます。

 

(3)眉の上下から、リキッドタイプのアイブロウペンシルで眉のスキマが空いて目立つところに1本1本描き足していく



眉にスキマが空いて目立つところに、下側から眉毛を1本1本描き足していき(ピンク色矢印)、続いて上側からも眉毛を1本1本描き足していきます(水色矢印)。ただし、毛のあるところは“書き足さなくてOK”です。混ざり合った中心の部分<(1)で描いた眉の中心線>が一番濃くなるようなイメージです。

 

(4)アイブロウパウダーでぼかす



眉を上からなぞるようにアイブロウパウダーでぼかしていきます。

 

仕上がりを普段の位置の眉と比較してみましょう。



▲左:普段の位置の眉、右が普段よりも位置を下げた眉。たしかに目鼻立ちがクッキリとした印象です

このように眉の位置を少し下げるようにメイクするだけで、立体感のある顔立ちに見えるだけでなく、自然と目力も高まります。簡単に第一印象を変えられるので、ぜひこのテクニックをマスターして好印象な立体顔を叶えてくださいね。<text:MMZK  photo:本城直季(Naoki Honjo) ヘアメイク監修:岩下倫之(Tomoyuki Iwashita) model:磯村ありさ(Arisa Isomura)>